2022年6月 北海道歯科医師会　「プラークコントロール」

6月4日から一週間は歯と口の健康週間です。これを機会にお口の健康について考えてみましょう。

歯科受診のきっかけは「歯が痛い」「歯ぐきが腫れた」などの不快症状が多いかと思います。しかし実際には不快症状を自覚した時には歯周病やむし歯の進行が進んでいることが多く、歯科医院での治療も長期間に及んだり、高額になったりすることがあります。
そこで重要なのがプラークコントロールです。日常ではお口の中の隅々の状態を把握することは困難ですが、毎日の歯みがきはしますよね。でも歯ブラシや、補助的清掃用具（フロスや歯間ブラシ）を正しく使用できる人は意外と少ないです。症状が重症化する前に歯科医院で健診を受け正しいプラークコントロールを指導してもらってはいかがでしょうか。

私たちの生活も「ゼロコロナ」から「ウイズコロナ」へ変わってきています。プラークコントロールで新型コロナウイルス感染症の重症化リスクも減少することがわかっています。「ウイズコロナ」時代だからこそ皆さんに正しいプラークコントロールを身につけていただきたいと思います。