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北海道支部

2022年2月 北海道薬剤師会 「セルフメディケーションとは」


 平成27年に厚生労働省から示された「患者のための薬局ビジョン」の中で、薬局が国民の病気の予防や健康サポートに貢献することが重要であるとされることから、平成28年4月より「健康サポート薬局」、そして令和3年8月より「地域連携薬局」の制度が開始され、薬局は処方箋に基づく調剤を行うだけの場所から、健康に関することや介護用品などに関する相談にも応じるなど、地域の健康の情報拠点の役割を担うことが求められています。そこで注目されているのが薬局でのセルフメディケーションです。セルフメディケーションとは自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすることという考えに基づき、自分自身で健康を管理することをいいます。では薬局でセルフメディケーションを行うためにどのようなものを活用しているのかを今回1つご紹介致します。


【ストレス&血管年齢が簡単にわかるスマートパルスについて】
 セルフメディケーションを積極的に取り組んでいる薬局は体重・体脂肪率・骨格筋量・内臓脂肪レベルが測定できる体重計を置いたり、栄養士が薬局に常駐して食事内容の相談を受けたり、野菜摂取の充足度を測ることが出来る機械を導入するなど、様々なツールを使ってセルフメディケーションを推進しています。その中でもストレスや血管年齢がすぐに測定できる“スマートパルス”をご紹介します。
 “スマートパルス”は、心拍の情報、ストレス(身体的・精神的)の情報、自律神経のバランス、そして血管及び血液循環の状態を誰でも易しく簡単な操作で検査ができるように開発され、特許を得た診断機器です。憂鬱、不安、睡眠障害等の精神的ストレス、慢性疲労等の肉体的ストレス、そして血管健康状態に等に対して客観的で正確にデータを測定できます。


【ストレスチェックの義務化について】
 平成28年度よりストレスチェックが義務化され、近年、仕事や職業生活に関して強い不安、悩み又はストレスを感じている労働者が5割を超える状況にあることがわかりました。仕事による強いストレスが原因で精神障害を発病し、労災認定される労働者が増加傾向にあり、労働者のメンタルヘルス不調を未然に防止することが益々重要な課題となっています。こうした背景を踏まえ、平成26年6月25日に公布された「労働安全衛生法の一部を改正する法律」により、心理的な負担の程度を把握するための検査(ストレスチェック)及びその結果に基づく面接指導の実施等を内容とした「ストレスチェック制度」(労働安全衛生法第66条の10に係る事業場における一連の取組全体を指します)が新たに創設されました(平成27年12月1日施行)。この制度は、労働者のストレスの程度を把握し、労働者自身のストレスへの気づきを促すとともに、職場改善につなげ、働きやすい職場づくりを進めることによって、労働者のメンタルヘルス不調を未然に防止すること(一次予防)を主な目的としたもので、法律の改正や制度の設立からも、わが国にとってセルフメディケーションは重要なテーマとなっています。


【医療機関に行く前にまず薬局に行こう】
 健康なときの自分の状態を知っておくことで、身体の異常を知らせるサインを見つけることができます。そのため、医療機関に受診をする前に健康について(健康診断の結果や生活習慣について)専門知識を持った薬剤師に相談し、生活を見直すことや検査結果の見方のアドバイスを受け、自己管理の指標として検査結果を活用することが大切です。


(理事 大森 嵩)


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