閉じる
全国健康保険協会
について
こんな時に健保
健診・保健指導
健康サポート
医療費の節約
広報・イベント
PICK UP
閉じる
よくあるご質問
協会けんぽについて
閉じる
閉じる
閉じる
北海道支部

2022年8月 北海道薬剤師会 「「お薬や薬剤師との上手なつきあい方」について」


今回は基本にたちかえり「お薬や薬剤師との上手なつきあい方」についてお話させていただきます。
Q&A形式でわかりやすく書きたいと思いますので最後までお付き合いくださいね。


1.まずは正しいお薬の飲み方について

Q: 薬の飲み方っていろいろあるみたいだけどそれって何?

A: 一般的には「食後」が有名ですよね。
正確には「食後30分以内」の事ですが、飲むタイミングを忘れないためって意味合いもあるので食後すぐ薬を飲んでも問題ない事が多いですね。
ただ!「起床時(朝起きてすぐ)」、「就寝前(寝る前20~30分前)」、「食前(食事の30分以内前)」、「食直前」、「食直後」、などと書いてある事があります、それぞれ大切な意味がありますので薬をもらう所で確認して飲んでくださいね。ここ大事です。
それと「食間」って事も、これご飯食べてる間って意味ではありません、およそ食事の2時間後、空腹時と言う事ですね。
「頓服」とか「頓用」と言う言葉もあります、症状のひどい時とか発作時とか、お医者さんの指示どおりに飲むと言う事になります。


2.お薬の保管

Q: お薬の保管ってどうしたらいいの?冷蔵庫が一番かな?

A: 一般的には直射日光や高温、多湿の場所を避けて保存頂ければ大丈夫です。
冷蔵庫は温度も低く一見理想的に感じますが湿度が高いので一概に良いとは言えません。
薬により「冷所保存」と指定されているものがありますから、そんな時は冷蔵庫に保存してください。注意!冷所でも凍らないように気をつけてください。
「遮光保存」の注意があるお薬もあります。光で変質しやすいと言う意味ですので光を遮る袋や容器で保存してください。


3.こんなことも

Q: 自分の薬(お医者さんから処方してもらった薬)がとても効いたので友達にあげてもいいかな?

A: 絶対にいけません。
医師が処方した薬は、あなた専用のものです。症状、体質、年齢等、あなただけに処方されたお薬です。
薬のリスクを避けるためにもお気をつけください。


4.副作用と相互作用

Q: 最近、副作用とか相互作用って聞くけどそれって何かな?

A: 副作用とは薬を飲んだ時、本来の目的とは違う作用が現れる事です。
相互作用とは、飲み合わせなんて言う事もありますね、2種類以上の薬を飲んで起こる、例えば薬の効果が強くなったり弱くなったりする事です。
副作用も相互作用も患者さんにとっては不都合な事ですよね、何か感じた事がありましたら、お医者さんや薬剤師にご相談ください。

5.おくすり手帳

Q: おくすり手帳ってどこの薬局でも聞かれるけど、何かいい事あるの?

A: 患者さん⇔お医者さん⇔薬剤師間の大切な情報ツールになります。
○患者さんの薬の情報を正確に伝える事ができる。
○薬の重複・飲み合わせを未然に防止できる。
○同じ薬による副作用の発生を防止できる。
おくすり手帳は役に立ちます、是非ご活用を!

6.処方せん

Q: 処方せんって薬の名前だけが書いてあるの?

A: もちろん処方の内容が書かれています。
あともう少しお伝えしたい事があります。
処方せんは交付日を含め有効期限は4日間です。ご注意を!
処方せんの書式によりますが患者さんのご希望でジェネリック医薬品に変更する事も出来ます。医療費の削減にご協力よろしくお願いいたします。
(ジェネリック医薬品は国が認めたお薬です。安心してお飲みください。)


7.薬局

Q: 薬局って薬をもらうだけの所なのかな?

A: 是非!是非!薬局・薬剤師を上手に使ってください。
○おくすり手帳などを利用して薬の重複、飲み合わせの悪い薬をチェックします。
○お薬の飲み忘れや飲み残しを防ぐ事ができます。ご相談ください。
○在宅医療を受けていても薬剤師から薬の管理、説明を受けられます。
○一般用医薬品を適正に使用するために飲み合わせの確認や説明を受けられます。
○健康食品やサプリメントを適正に使用するためのご相談もお受けします。

私たちは身近で相談しやすい薬局・薬剤師を目指します。
どうぞお気軽にご活用ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

(理事 田畑 隆政)


このカテゴリーの他のページ
申請書を選択
[健康保険給付の申請書]
[任意継続の申請書]
[被保険者証再交付等の申請書]
[マイナンバー新規(変更)登録申出書]
[医療費のお知らせ依頼]
[交通事故や第三者行為によるケガの届]
[健診の申込書]