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北海道支部

2024年8月 北海道薬剤師会 「熱中症対策」


今年の夏も平年より気温が高くなることが予想されております。近年、北海道でも厳しい暑さが続くことも多くなってまいりましたが、みなさんはどのようにお過ごしでしょうか。
熱中症というと日差しの強い屋外で起こるイメージをお持ちかもしれません。もちろんそのような場面でも注意は必要ですが、室内で過ごす場合であっても熱中症になる危険性があります。消防庁のデータによると、熱中症の発生場所で住居等、居住場所が全体の約4割を占めるそうです。このデータからだけでも、室内での熱中症対策が必要だということがお分かりいただけたかと思います。ということで、今回は普段から気をつけていただきたい熱中症対策について少しお話しをしたいと思います。

①室内での対策
まずは扇風機やエアコンで室内の温度を調節しましょう。遮光カーテンやすだれで日差しを防いだり、打ち水をするのも効果的です。ずっと室内にいると室温の変化に気づきにくい場合もあるため、こまめに室温を確認することも必要かと思います。

②室外での対策
つぎに屋外で活動する場合は日傘や帽子を着用し、日陰でこまめに休憩するようにしましょう。また、天気のよい日は日中の外出をできるだけ控え、涼しくなってから行動するとよいでしょう。
熱中症予防情報サイトなどではお住まいの地域の「暑さ指数(WBGT)」を調べることもできるため、活動の目安としてご活用してみてください。

③日常的な対策
その他日常で意識していただきたいのは、通気性のよい吸湿性・速乾性のある衣服を着用したり、保冷剤や氷、冷たいタオルなどでからだを冷やすほか、こまめに水分を補給することも重要です。水分補給をする際は、経口補水液が水分と共に適度な電解質も補給できるので、体液バランスを維持するのに適していると言われています。ただ、経口補水液には塩分や糖分も多く含まれているため、摂取量の目安は成人で1日あたり500〜1000mlとされています。市販の経口補水液のなかには500mlあたりに食塩相当量で1.5g、ブドウ糖が9g程度含まれているものもあります。それを大量に飲みすぎてしまうと塩分や糖分の思わぬ過剰摂取につながることもありますので、飲み過ぎることには注意してください。

最後に、もし熱中症が疑われるような症状が出た場合は無理をせず、涼しいところへ移動して体温を下げましょう。クーラーが効いた場所が近くになければ、風通しのよい日かげに移動して安静にしてください。氷枕や保冷剤があれば両側の首筋や脇、足の付け根などを冷やします。皮膚に水をかけて、うちわや扇子などであおぐことでも体を冷やすことができます。うちわなどがない場合はタオルや厚紙などであおいで、風を起こしましょう。ここでも水分補給は重要です。体調が悪い場合は迷わず救急車を呼ぶことも忘れないでください。

以上のことを参考にしていただき、熱中症対策をしっかりして、北海道の短い夏を楽しみましょう。

(理事 徳永 尭)


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