令和03年03月05日
くしゃみ、鼻水、鼻づまり・・・この時期に体調を崩してしまうと、風邪?花粉症?まさか新型コロナウイルス?と不安になってしまいますよね。特にこの時期は、花粉症に悩まされている人も多いのではないでしょうか。
今の季節によく見られる風邪のような症状は原因が様々です。それぞれの特徴を知って、予防のための健康管理と早目の対策を心がけましょう。
花粉症と風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルスなどの感染症の違いのひとつが「発熱」です。花粉症で発熱が続くことはまれなので、熱が下がらないようなら感染症を疑いましょう。また「鼻水」も花粉症の鼻水は透明でサラサラですが、感染症の場合は粘り気が出て黄色っぽくなりますので、見分けるポイントになります。そのほか似たような症状が現れる疾患について、下の表にまとめていますので、目安として参考にしてみてください。症状には個人差がありますので、早めにかかりつけ医に相談しましょう。
日頃からウイルスや花粉から身を守るための予防のポイントを心得ておきましょう。
1.マスクの着用
鼻や口からウイルスや花粉などが入って来るのを防ぐため、布マスクやウレタンマスクに比べ透過性の低い不織布マスクがおすすめです。また、花粉症や風邪はくしゃみが出ることも多いため、くしゃみをするときは下を向いてするようにしましょう。
2.換気の工夫
1時間に5分程度の換気が望ましいですが、花粉症対策では飛散量の少ない夕方から夜の換気がおススメです。また、窓は10センチ程度開け、カーテンや網戸をするだけでも花粉の侵入をやや抑えることができます。
3.手洗い、うがいの徹底
人は何気なく顔まわりを触ってしまうことがあります。また花粉症の場合は、かゆいと目や手をこすりがちになり、ウイルスがついた手で触れると感染のリスクが高まります。日頃から、こまめにしっかり手洗いやアルコール消毒、うがいをする習慣を身につけましょう。