令和02年08月04日
今年も本格的な夏が到来しましたね!今年は新型コロナウイルスの影響で、お仕事や生活に大きな変化があった方も多いのではないでしょうか。例年と違う環境のなか、暑くて寝苦しい日々を送ったり、身体が暑さについていかず疲れが溜まっていたり・・・なんてことはありませんか?
今回は、この夏を乗り切るためにぐっすり眠れる、睡眠のポイントについてお伝えします。
睡眠時間、十分に確保できていますか?
働き盛り世代の多くの方が「睡眠で十分に休息を取れていないと感じている」という調査結果もあるほど、睡眠への課題を抱えているひとは少なくありません。
仕事や育児などに追われ、睡眠時間が少なくなってしまうと、疲労が蓄積し回復が難しくなります。また、睡眠不足は注意力・作業能率を低下させるため、重大なミスや事故の誘発につながりかねません。しっかりと目覚めた状態で、十分に作業を行うことが可能なのは、起床後12時間〜13時間が限界で、15時間を超えると酒気帯び運転と同じ程度の作業能率にまで下がるとも言われています。適切な睡眠時間は6〜8時間と言われていますが、個人差があります。自然に眠れて、日中眠くて困ることがない程度の睡眠時間が目安です。
この夏、気持ちよく寝るために!
★どう使う?エアコンと扇風機
高温・多湿な状況で眠ると、寝つきにくく途中で目が覚めやすくなるなど、睡眠の質の低下につながります。逆に、エアコンや扇風機などで睡眠中の体温が下がりすぎてしまうと、睡眠の質の低下だけでなく寝冷えにもつながります。エアコンと扇風機を上手に使うことが大切です。
① エアコンの場合
・一晩中使用する場合「温度設定28℃以上+除湿(ドライ)機能」
…室温はさほど低くなくても、湿度を下げることにより、体感温度のみを下げることができ、寝冷えを防いでくれます。
・タイマーを使う場合「温度設定25〜28℃+切りタイマー3時間」
…深い眠りにつきやすくするために、寝入り直後は汗をかくことで体温調整をしています。深い眠りにつく前にエアコンが切れてしまうと、目が覚めやすくなり、疲れもとれにくくなってしまいます。
・エアコンの風が直接身体に当たると、身体が冷えて体調を崩しやすくなってしまうことがあり
ます。冷たい風が身体に直接当たらないよう、眠る場所を工夫しましょう。
② 扇風機の場合
・「足元からそよ風程度」
…人間は手や足の裏から熱を逃し、体温を下げようとします。高温・多湿な状況の場合、足元から風を送ることで体温を下げ、快適に眠ることができます。
・「首振り機能」
…風が身体に直接当たる時間が長いと、体温の下がりすぎを招きます。首振り機能を利用し、風が身体に絶えず当たらないようにしましょう。
★あるとないとでは大違い!?
掛布団をかけないまま、エアコンや扇風機を使用した部屋で寝てしまうと、就寝中にかいた汗が身体の表面で冷やされ、寝冷えの原因になります。掛布団は汗を吸収し、身体の外に放出する重要な役割を果たしてくれます。肌触りがサラサラと心地よい、麻やガーゼ素材を選べば心地よい眠りに繋がります。
★気持ちをリラックス!眠りモード
日中のような目が冴えた状態で布団に入っても、良い眠りは得られません。部屋の明るさを落とし、音を遮断するなどリラックスできる環境が必要です。また、寝る前ベッドでついついスマホを見ていませんか?テレビやパソコン、スマホなどから出る強い光は、眠りを浅くしてしまう原因ともなります。寝る2時間前からはスマホや画面を見ないといった取り組みも大切です。
また、眠くないのに無理に寝ようとする必要はありません。「長く寝なければ」と焦り、早くから床についてしまう方もいますが、心配しすぎも逆効果を招きます。運動習慣を身につけて活動量を増やし、活発に動く時間やゆっくり休む時間をつくるなどメリハリをつけることも大切です。
睡眠をしっかりとり、暑い夏を元気に過ごすために、工夫できることから始めてみませんか?