令和02年04月06日
「ロコモティブ・シンドローム」という言葉をご存じでしょうか?メディアや医療機関等でもよく取り扱われているので、聞いたことがある方も多いかもしれませんね。
「ロコモティブ・シンドローム」(※以下ロコモ)とは、「運動器症候群」とも呼ばれ、年齢とともに、運動機能が低下し「立つ」「歩く」「走る」「座る」など、日常生活に必要な機能(移動機能)が低下している状態のことを言います。加齢や運動不足等による”筋力低下”や”バランス能力の低下”、あるいは”骨や関節の病気”などが原因となり、運動機能が低下することにより起こります。特に膝や腰に痛みを感じる方、関節を動かしにくいといった症状のある方は早めの対策が必要です。また、加齢だけでなく、運動不足によるメタボやメタボ予備軍の方も要注意です。
骨や筋肉は40歳頃から衰え始めると言われており、40歳以上の5人に3人がロコモ予備軍と言われるほど増えてきています。セルフチェックで骨や筋肉、関節などの運動器が衰えていないかチェックしてみましょう!
【あなたは大丈夫!?ロコチェック】
①片脚立ちで靴下がはけない
②家の中でつまづいたりすべったりする
③階段を上るのに手すりが必要である
④家の中のやや重い仕事が困難である
⑤2kg程度(1Lの牛乳パック2個程度)の買い物をして持ち帰るのが困難である
⑥15分くらい続けてあるくことができない
⑦横断歩道を青信号で渡り切れない
いかがでしたか?ひとつでも当てはまる場合は要注意!ロコモ予防には、スクワットや片脚立ちなどの足腰の筋肉を鍛える運動が効果的と言われています。筋肉を鍛えるのに遅いということはありません。元気に自分らしく過ごすためにも、今日から、ロコモ予防を始めてみませんか?