睡眠負債が体に及ぼす影響は?
睡眠負債がたまると、全身の倦怠感やパフォーマンスの低下、不安や抑うつなどのメンタルに悪影響を及ぼします。
さらに睡眠負債がたまると、生活習慣病やがん、認知症などのリスクが高まることも…
睡眠負債と脳のパフォーマンス低下には深い関係が⁉
睡眠研究で知られるアメリカの実験では、睡眠負債が積み重なると、疲労が慢性化し、
やがて、徹夜したときと同じ状態までパフォーマンスが低下するという結果が出ました。


“眠活”で「睡眠の質」を高めよう!
平日の睡眠不足を休日の“寝だめ”で解消していませんか?
それで返済できる睡眠負債はわずかで、お金のように一括返済ができません。
そこで、よりよい睡眠をとるための活動=“眠活”で「睡眠の質」を高めて、少しずつ返済しましょう。
「眠りはじめの90分」を深く眠ると、睡眠の質がUP!

・毎朝決まった時間に起きる
・朝日を浴びて体内時計をリセット
・朝食をとって血糖値を上げる

・休日もできるだけ普段と同じ時間に起きる
・休日に睡眠不足を補いたいときは、普段の起床時間+2時間以内に
・眠る前の2時間はスマホを見ない
・眠りやすい室温、湿度に調整する
・眠りたい時刻の1~2時間前に、38度くらいのぬるめの湯につかる
スムーズな入眠をいざなう 体温×脳のコントロール術
体温を下げる 脳をリラックス
・くつ下を履いて寝ない ・眠る前は退屈に過ごす
・入眠手順や環境を変えない 
監修●名古屋大学大学院医学系研究科 特任教授 柴田玲