どんな薬?「ジェネリック医薬品」(令和5年2月)
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新薬とジェネリック医薬品のちがいってなに?
ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、新薬(先発医薬品)の特許期間満了後に製造・販売される薬です。

ジェネリック医薬品はなんで安いの?
新薬の開発には長い歳月と莫大な費用がかかるため、販売される新薬には研究・開発費用も含まれています。
一方、ジェネリック医薬品は
新薬と同じ有効成分を利用して開発されるため、開発期間やコストが大幅に抑えられ、低価格で提供することができます。
どのくらい安くなるの?
新薬よりも3~5割ほど安くなる場合が多く、複数の薬の服用や長期服用が必要な方にはとくに効果的です。
 | | ジェネリック医薬品を使用して「薬代(医療費)を節約する」ことで、日本の「医療保険制度の維持」にも貢献できる! |
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ジェネリック医薬品には、高血圧や糖尿病などの生活習慣病をはじめ、身近な疾病でもある花粉症や風邪などにもジェネリック医薬品が普及しています。 (ジェネリック医薬品が存在しない新薬や、在庫がない場合もあります。) |  |
健康保険料率の引き上げ抑制につながることも
協会けんぽでは、平成30年度から「インセンティブ(報奨金)制度」を導入しています。インセンティブ制度とは、5つの評価指標の取組みに応じて47都道府県支部を順位づけし、上位15支部の健康保険料率にインセンティブが反映される制度です。
(令和3年度 愛知支部の総合順位:26位)
インセンティブ制度について詳しくは
こちらをチェック
「ジェネリック医薬品の使用割合」も評価指標の一つであり、愛知支部のこの指標は12位(令和3年度)。 前年度との伸び率が順位に反映されるため、まだまだ伸びしろがあるぞ。 使用割合が上がると、みなが納める健康保険料率の引き上げを抑えることにもつながるのじゃ! | |
監修●名古屋大学大学院医学系研究科 特任教授 柴田玲