怖いけど、怖がらないで!がん(令和5年1月)
下記の内容をまとめた、印刷用PDFファイルは
こちら
がんのリスクは下げることができる?
がんというと、防ぎようがない病気というイメージを抱きがちですが、日ごろの生活習慣を見直すことによって、そのリスクを軽減できることがわかってきました。
定期的にがん検診を受けよう!
国ではがんの死亡率低下に効果があるとされる5つのがん検診の受診を推奨しています。これらは無料もしくは少ない負担で受けることができ、案内やクーポンを送付している市区町村もあります。
早期発見のために定期的に受けましょう。
国立がん研究センターの研究データによると、不健康な生活習慣ががんのリスクを高めることが明らかになってきました。「5つの健康習慣」を取り入れて、がんのリスクを防ぎましょう。
 | 自分のペースで少しずつ取り入れるのじゃ! |  |
①禁煙する 喫煙でがんのリスクが1.5倍に。受動喫煙でもがんのリスクは上昇。 | |
②節酒する 飲酒量が多いほどがんのリスクは上昇。お酒の弱い人はとくに気をつけて。 | |
③食生活を見直す 塩分の濃いものを控えて野菜や果物をとる。 |  |
④体を動かす 歩行程度の運動を1日60分。日常生活の中に運動を取り入れると◎。 |  |
⑤適正体重の維持 肥満はがんの死亡リスクを高めることも。やせすぎにも要注意。 | |
やってみよう!「がんリスクチェック」
5つの健康習慣に加え、年齢※・性別などを記入することで、がんリスクの診断ができます。
自分のがんリスクを調べて生活習慣の改善につなげましょう。
※診断できる対象年齢は45歳~74歳です。
監修●名古屋大学大学院医学系研究科 特任教授 柴田玲