シン・食物センイ学② 見かけの数字に惑わされないで!「食物繊維」(令和5年11月)
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| 「水溶性」と「不溶性」はどう違うの? |
水溶性食物繊維
〇水に溶けやすく、便をやわらかくする 〇糖質の吸収を緩やかにする →食後の血糖値の急激な上昇を防ぐ〇コレステロールなどを吸着し、体外への排出を助ける
不溶性食物繊維●水に溶けず、便のかさを増やす →腸のぜん動運動※が活性化 ●腸内で善玉菌のえさとなり、腸内環境を整える ●胃や腸で水分を吸収して膨らむ →満腹感を得やすくなる | |
※ぜん動運動は動物の消化管や尿管などの器官で起こる運動で、
管の一部分がくびれ、一方向へ伝播していき、管内の内容物を運んでいく動きのこと。
食物繊維の過剰摂取は栄養の吸収を阻害するおそれがあります。サプリメントなどを摂取する際はご注意ください。
| 手軽に効率よくとれる、おすすめ食材は? |
乾物をもどすなど、計算しやすい状態に換算したおすすめ食材はこちらです。

| お通じ対策には「不溶性」、血糖値やコレステロール値対策には「水溶性」が多い食材をとろう。 ただし、一般に「水溶性」のほうが不足しがちなうえ、便のかさだけがスムーズなお通じに必要だというわけではない。 胃腸の負担や体調を考えてバランスよく、が大切だ! | |