”ごちそう”にご用心
血糖値が上がるとなぜ太る?
糖質を摂ると血糖値が上がり、血糖値を下げるために肝臓からインスリンが分泌されます。このインスリンが血中の糖分を脂肪に変え体内に蓄積させてしまうのです。血糖値は緩やかに上昇すれば問題ありませんが、血糖値が急に上がってしまうと、脳は血糖値を下げなければいけないと判断し、より多くのインスリンが分泌されることに。それによって脂肪をため込みやすくなり、太りやすくなってしまいます。

ベジファーストで血糖値の上昇を緩やかに
野菜を最初に食べるという意味を持つ「ベジファースト」。ダイエット方法の一つとして聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
血糖値を上げにくくするには、ごぼうやさつまいもなど「不溶性食物繊維」を含む野菜よりも、オクラやモロヘイヤなどの「水溶性食物繊維」の野菜がおすすめ。水溶性食物繊維は、でんぷんを消化・吸収する速度を遅らせ、摂取すると血糖値が緩やかに上昇し太りにくい体となります。不溶性食物繊維もよく噛んでゆっくり食べることで急激な血糖値上昇の防止に役立ちます。

炭水化物は1番最後に食べる
糖質が豊富なごはんやパンなどの炭水化物は最後に食べると太りにくいとされています。最初に野菜、次に肉や魚などのたんぱく質を摂った上で、最後に炭水化物を食べると血糖値上昇に対する準備が整っているので血糖値の上昇を最大限抑えることができます。
<太りにくい体をつくる、食べる順番>
1. 最初は野菜
食物繊維は糖の吸収を緩やかにしてくれるので、食物繊維が豊富な野菜を最初に食べるのがおすすめ。
2. 次に肉や魚などのタンパク質
消化に時間がかかるタンパク質は、胃の中でゆっくりと消化・吸収されるため、血糖値の急上昇を防げます。
3. 最後に炭水化物を
ごはんやパンなどの主食は糖質が多いので1番最後に。
イベントが多い今の時期は、おいしいものが食卓に並ぶ機会も多いと思います。
その反面、体重の増加が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
食べる順番を意識するなど無理のない体づくりの方法で楽しく過ごしてみませんか。