令和04年11月24日
〇お腹が空いても、それは「偽の空腹感」かも!?
血液中に流れるブドウ糖は「血糖」と呼ばれ、体内に運ばれます。この血糖が減ると、人は空腹を感じます。気をつけたいのは「偽の空腹感」。通常、食べ物の消化には、3~5時間かかりますが、食後2時間しか経っていないのに、お菓子や料理を見て「食べたい!」と思ったり、仕事や家事の合間に、甘いお菓子に手が伸びてしまうことはありませんか? これらは視覚やストレスなど、外的要因による偽の空腹感です。「お腹が空いた」と感じた時は、食後何時間経過しているか、本当にお腹が空いているのか、よく考えてから食べるように心がけましょう。
〇血糖の急降下による「空腹感」にご用心
食後高血糖について詳しくはこちら
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-086.html
(『厚生労働省e-ヘルスネット』)
<血糖値を上げない食べ方のコツ>
1.食べる順番は「野菜」から
糖分の吸収が遅くなり、血糖値の上昇を抑えます
2.おかずをしっかり取る
おにぎりやパンなど、主食だけにならないように
3.ゆっくりと、よく噛んで
早食いやドカ食いは血糖の急上昇につながります
4.食後に10分程度のウォーキングを
糖分の吸収が抑えられます。散歩や買い物でもOK
一日三食を心がけ、欠食をなくすことも大事です。食事を抜くことで食べる量が増えることも食後高血糖につながります。食べ過ぎたと感じたら、次の一食を軽めにする、など工夫しても良いでしょう。美味しい食べ物が増える季節、食べる量やタイミング、食べる順番などを意識して健康な体づくりを意識して暮らしてみてはいかがでしょうか。