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福島支部

健診結果からわかる!「肝機能障害」とは?


   肝臓は何をする臓器?  

 
肝臓の働きは大きく3つに分けることができます。

①食べ物からとった栄養素を体で使えるかたちに変えたり、貯蔵、供給する働き(代謝)

②アルコールや薬、有害物質などを分解して無毒化する働き

③腸内での消化吸収に必要な消化液(胆汁)をつくる働き


これらの肝機能が障害を受ける病気を「肝臓病」といいます。



  肝臓病の原因は? 

 肝臓病の多くは、ウイルス感染やアルコール、薬物などにより幹細胞が破壊される肝炎です。その中でも生活習慣の乱れが主な原因となるのは、「アルコール性肝炎」や「脂肪肝」です。

【アルコール性肝炎】

 

 多量の飲酒を長年続けていると、肝臓は障害を受けます。アルコール性肝障害の最初の段階は「アルコール性脂肪肝」です。脂肪肝とは肝臓に脂肪が溜まり、肝機能が低下した状態です。さらに多量の飲酒を続けていると「アルコール性肝炎」を発症し、劇症化するケースや、「アルコール性肝硬変」に進むケースがあります。

 

【脂肪肝】

 

 過食や肥満、運動不足などが原因で脂肪肝になり、「非アルコール性脂肪肝炎(NASH)」を発症する場合があります。また、肝硬変へ移行したり、肝がんを発症する場合もあります。さらに、糖尿病や脂質異常症、高血圧を合併していると、NASHを発症するリスクが高くなると言われています。

 


  どうすれば肝臓病を防げるの?
 
 「アルコール性肝炎」や「脂肪肝」は、生活習慣を改善することにより、危険因子を減らすことができる肝炎です。

飲酒習慣がある方は、適量を守るようにしましょう。健診結果の検査項目でγ-GTPが高値の場合、飲みすぎが疑われます。GOT(AST)やGPT(ALT)も高値の場合はアルコール性肝炎が疑われるので、断酒が必要なこともあります。

飲酒習慣がない方も、過食や運動不足などによる肥満は、脂肪肝の原因となります。肥満を改善するとともに、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の危険因子である糖尿病、脂質異常症、高血圧の予防・改善につとめましょう。

 


いかがでしたか?

今回は「肝機能障害」についての配信でした。

自覚症状が現れにくいからこそ、毎年健診を受診して結果を比較すること、そして適切な生活習慣を心がけることが必要です!思い当たる部分から、少しずつ改善してみましょう。

次回の配信をお待ちください!

 

【詳しくはこちら】

全国健康保険協会ホーム>健康サポート>生活習慣病とその予防>気になる病気辞典>【肝臓の病気】肝臓には痛みなどを感じる神経がありません

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g4/cat450/sb4502/p018/


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