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徳島支部

withコロナと歯科治療


歯科健康コラム

第8回

|withコロナと歯科治療

 

 オリンピックは延期、阿波踊りは中止になってしまいました。猛暑の中、子供たちは夏休みを返上してマスクを着け登校していました。予想もできなかった状況が現実となっています。

 その原因である新型コロナウィルス感染症は咳やくしゃみで飛び散ったウイルスによる飛沫感染、接触感染、さらにエアロゾルでもうつるとされています。

 直接唾液に触れる歯科は大丈夫か?と心配されました。3月のニューヨークタイムスのwebサイトには、歯科医療従事者の感染リスクはトップレベルとされていました。しかしながら、9月10日時点で歯科医院において感染した患者さん、歯科治療を行って感染した歯科医療従事者は一人もいないと日本歯科医師会は報告しています。歯科医療従事者の感染者はいますが、治療による感染ではなく現状では歯科治療時の感染リスクは想像より低いといえます。

 この理由として、歯科医院では以前より感染予防には注意してマスク、グローブ等を着用し、器具、器械についても滅菌・消毒をしっかり行ってきたこと、ディスポの器具等を多用してきたことがあげられています。また、切削時に発生するエアロゾルはほぼ水であり、すぐにバキュームで吸い込むため、感染させるために必要な量のウイルスはいない、とされています。もちろん次々に新しい情報が発信されますので、それに対応した感染予防対策を取り続ける必要があると考えています。

 感染拡大を避けるため、「STAY HOME」を合言葉に外出規制等、様々な行動自粛が推奨されました。感染予防対策は大切ですが、感染を恐れるあまり必要な治療や健診を中断する傾向が医科歯科問わずにあるようです。自己判断による歯科治療の中断は、重症化や全身の健康の悪化につながります。かならずかかりつけ歯科医にご相談ください。

 また、口腔ケアで新型コロナウィルス感染症の重症化リスクを減らせる可能性があるという提言があります。新型コロナウィルスにより免疫が低下した肺に、口腔内の細菌が入るとウイルス性肺炎に加えて、細菌性の肺炎を引き起こしてしまい重症化させてしまうそうです。ウイルス感染の予防は難しいですが、続いて起こる細菌性肺炎の発症リスクを下げる事は日頃からお口の中の清潔を保つことで可能です。

「新しい生活様式」が提言されていますが、それに加えて是非口腔ケアも忘れずに、これまで以上に気を配っていただきたいと思います。




    よ坊さん

 日本歯科医師会PRキャラクター「よ坊さん」

         一般社団法人 徳島県歯科医師会

常務理事 岡本 好史 先生

 
 
 




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