令和05年03月09日
〇肥満になると生活習慣病のリスクが2倍に
肥満度の指標であるBMI(Body Mass Index)は、[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で算出される値で、肥満や低体重の判定に用いられています。日本の場合は日本肥満学会の定めた基準で25以上が「肥満」とされています。肥満となると脂質異常症や糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクが2倍以上になり、進行すると命にかかわる場合もあります。
健康に毎日を過ごすためにも、運動を生活に取り入れてみませんか。
運動といえば激しく動くことだと想像する方も多いと思います。しかし、運動不足の状態で激しい運動に挑戦してみることは逆効果で、ケガにつながるおそれも。
そこでおすすめなのが、食事前と入浴時のストレッチです。
食事前のストレッチは副交感神経の働きを正常にし、ストレスを抑え、暴飲暴食を防ぐ効果が期待できます。
また、お風呂に入りながらのストレッチもおすすめ。血行が促進され体の代謝機能や発汗作用があるので、さらに効果を得やすくなります。
2. エレベーターやエスカレーターより階段を使う
階段を使うと普段歩く時よりも足の動きが大きくなるので、お尻やふくらはぎの筋肉が鍛えられます。お尻やふくらはぎなどの大きな筋肉を鍛えると基礎代謝がアップするので、やせ体質への期待大。
また、階段の昇降によりふくらはぎの筋肉がポンプのように働き血流が促進されるため、足のむくみや冷え性が改善しやすいという効果もあるといわれています。
職場や買い物の際など、日常生活でつい使いがちなエレベーターやエスカレーターですが、移動手段を階段に変えることで肥満解消がしやすくなります。
3. ウォーキングを行う
ウォーキングは他の運動と比べて手軽に行える有酸素運動です。ウォーキングを行う際のポイントは、胸を張って背筋を伸ばし、腕は胸から振り出すように歩くと、体の中心部の筋肉が使われ自然に歩幅と動きが大きくなり、運動量がアップします。
車で移動しがちなスーパーやコンビニへの買い物など、短い距離から始めてみると、無理なく続けられます。
冬はお正月や新年会など、イベントごとに食べ過ぎてしまったという方も多いのでは。
春になると、薄着になって体型が気になる時期でもあります。今が生活を見直すチャンスかもしれません。
適度な運動を行うなど工夫しながら、気持ちよく春を迎えられるよう過ごしてみませんか。