メールマガジンvol.171(2025.2.17配信)
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協会けんぽ静岡支部メールマガジン(令和7年2月17日配信vol.171)
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協会けんぽ静岡支部の中島です。
今回のメールマガジンの内容は……
◆交代制勤務で健康を維持するコツ
◆【静岡支部からのお知らせ】
⇒◎令和7年度保険料率に関するお知らせ
◎情報提供サービスのご案内
◎<静岡県中部健康福祉センターからのお知らせ>アンケートへの回答に関するお願い
◎<静岡産業保健総合支援センターからのお知らせ>産業保健総合支援センターに関するご案内
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◇ 交代制勤務で健康を維持するコツ ◇
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交代制勤務者の睡眠のポイント
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厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」によると、交代制勤務に従事している人はそうでない人に比べ、メタボリックシンドローム(メタボ)の発症リスクが1.06倍、心血管系疾患(心臓病や脳卒中など)の発症リスクが1.15倍に高まることや、うつ病、認知症などの発症リスクが高くなるという報告があります。
これは就業時間が変則的になることにより、睡眠時間や食事時間を一定にしづらいことと関係していると考えられていますので、睡眠と食事時間に気を付けることが大切です。
まず睡眠は、仮眠やカフェイン摂取を上手に利用することで、業務中の眠気が改善し、仕事の効率が向上する場合があります。
「健康づくりのための睡眠ガイド2023」によると、夜勤中、0時~4時に20分~50分程度仮眠をとると、眠気や仕事の効率、疲労を改善するそうです。ただし、60分以上の仮眠は覚醒後に強いぼんやり感が生じやすくなります。コーヒーなどでカフェインを摂取してから仮眠すると覚醒作用により仮眠後にスッキリ起きられるそうですのでお試しください。また、カフェインが1日400mg(コーヒー換算700cc)を超えると眠りづらくなるのでご注意ください。
さらに、夜勤前や夜勤後に仮眠をとることも、夜勤中の仕事の効率低下や睡眠不足を補い、非番日の覚醒度や仕事の効率を上げる可能性があると示されています。
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食事はできるだけ規則正しく。1食を分けて食べてもOK
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交代制勤務では、日中働いている人と食事時間がずれてしまいがちですが、食生活パターンを勤務日とそうでない日でなるべく一定に保つことが大切です。
夜間勤務で通常は食事を摂取しないはずの夜中に食事をとると、メタボのもとになる肥満や高血糖を引き起こしやすくなります。どうしても避けられない場合は、おにぎりだけ、カップ麺だけといった糖質(ご飯・麺・パンなど)に偏らず、バランスよくとることが大切です。菓子類や甘い嗜好飲料もとり過ぎないようにしてください。
夕食をとるタイミングが難しくて1日2食になるなどの欠食があると、1回あたりの食事量が多くなり、肥満を招きやすくなりますので、注意が必要です。欠食を防ぐには、例えば夕食の主食部分を、簡単に食べられるおにぎりやサンドイッチなどにして夕方にとり、深夜の休憩時間にサラダ(野菜や海藻など)、卵やチーズ(たんぱく質)、果物などをとると、バランスもとりやすくなります。
交代制勤務はその形態により個人での工夫も必要になります。このように1食を2度に分けて食べることでバランスをとりながら、1日の総エネルギー量が変わらないように工夫するなど、体調や体重、健診結果を参考にしつつ、ご自分に合った食べ方を見つけていきましょう。
【監修:佐藤文彦(産業医・労働衛生コンサルタント/Basical Health株式会社代表取締役)】
【静岡支部からのお知らせ】
◎令和7年度保険料率に関するお知らせ
令和7年度の協会けんぽ静岡支部の健康保険料率および介護保険料率について、厚生労働大臣からの認可を受け、正式に決定しましたので、お知らせいたします。
●健康保険料率
<9.80%>(現行9.85%)
●介護保険料率(全国一律)
<1.59%>(現行1.60%)
健康保険料率および介護保険料率は共に令和7年3月分(4月納付分)から変更となります。
※任意継続被保険者として加入されている方は、令和7年4月分から変更となります。
◎情報提供サービスのご案内
協会けんぽでは、加入者の皆さまが医療費の情報を照会できるサービスや、事業主の皆さまが生活習慣病予防健診の対象者データを取得できるサービスとして、「情報提供サービス」を提供しております。
詳細は以下のURLからご確認ください。
・情報提供サービスの概要
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g2/cat260/2007-125/
・医療費情報の照会(加入者向けサービス)
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g2/cat260/2012-8498/
・健診対象者一覧のダウンロード(事業主向けサービス)
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g2/cat260/2013-8495/
◎<静岡県中部健康福祉センターからのお知らせ>アンケートへの回答に関するお願い
【志太榛原の事業所の方、教えてください!御協力をお願いします】
静岡県中部健康福祉センターから「運動・身体活動に関するアンケート調査」への御協力のお願いです(〆切:2月末)。
島田市・焼津市・藤枝市・牧之原市・吉田町・川根本町に所在地のある事業所のみなさま、働く世代の健康づくり推進のため、アンケートに御回答をお願いします。(全13問、所要5分程度)
https://apply.e-tumo.jp/pref-shizuoka-u/offer/offerList_detail?tempSeq=14845
直接検索する場合は、「ふじのくに電子申請サービス」ホームページにおいて、キーワード「運動」で検索してください。
◎<静岡産業保健総合支援センターからのお知らせ>産業保健総合支援センターの支援に関するご案内
●治療と仕事の両立支援のご案内
治療と仕事の両立のため、できる支援があります。当センターでは、県内のいくつかの病院で出張相談窓口を開設しております。
入院患者・通院患者を問わず、また、ご本人以外の家族、職場の担当者も窓口を利用することができます。
こんな人はいませんか?
・がんと診断されたけど仕事を続けたい
・今後の働き方について誰に相談したらいいかわからない
・職場の理解・協力が得られない
・治療に合わせた短時間勤務や、休暇の取得が難しい
・詳細は以下のURLからご確認ください。
https://www.shizuokas.johas.go.jp/publics/index/169/
●産業保健における相談について
産業保健に関する相談やお問い合わせについて、産業医学、労働衛生工学、メンタルヘルス等各分野の相談員が無料で相談に応じます。
面談による相談は予約制です。
電話、メールにてお気軽にご相談ください。電話:054-205-0111
・詳細は以下のURLからご確認ください。
https://www.shizuokas.johas.go.jp/publics/index/57/
●地域産業保健センター(地域窓口)について
労働者数50人未満の産業医の選任義務のない小規模事業場の事業主やそこで働く労働者を対象として、健康診断の結果についての医師からの意見聴取、長時間労働者や高ストレス者に対する面接指導、健康相談などの産業保健サービスを無料で提供しています。
・詳細は以下のURLからご確認ください。
https://www.shizuokas.johas.go.jp/publics/index/84/