メールマガジンvol.168(2024.11.11配信)
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協会けんぽ静岡支部メールマガジン(令和6年11月11日配信vol.168)
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協会けんぽ静岡支部の中島です。
今回のメールマガジンの内容は……
◆糖尿病の合併症は何が怖いの?
◆【静岡支部からのお知らせ】⇒⇒静岡県東部健康福祉センターからのアンケートのお願い
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◇ 糖尿病の合併症は何が怖いの? ◇
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糖尿病予備群の段階から合併症は起こり始める
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血糖値が高い状態が続くと、全身の血管や神経が傷むことによる合併症が起こります。特に起こりやすいのは目の「糖尿病網膜症」、末梢神経の「糖尿病神経障害」、腎臓の「糖尿病性腎症」の3つで、「三大合併症」と呼ばれています。
血糖値が「糖尿病」に該当する前の予備群の段階でも、これらの合併症は少しずつ進み、徐々に重症化していきます。健診で「血糖値が高めです」とか「糖尿病の疑いがあります」と言われたときには、合併症を食い止める対策が必要な段階なのです。
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予防や治療は早めに開始し、継続して続けることが大切
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糖尿病は、特有の症状がほとんどありません。重症化すると、のどの渇きや尿量・排尿回数の増加、体重減少、疲れやすさ、などの症状が出ることが知られていますが、予防や治療はこうした症状が出る前から行う必要があります。そのためには毎年必ず健診を受けて、血糖値が少しずつ高くなっていないかを確認することが重要です。「要精検」「要治療」と判定されたら、必ず医療機関を受診しましょう。生活習慣改善や治療により、その人ごとに目標となる血糖値を目指す「血糖コントロール」を始めることで、重症化の予防・改善、あるいは現状維持につなげます。
今、症状がなくても、「血糖コントロール」がうまくいかず血糖値が高い状態が続くと「糖尿病網膜症」による『失明』、「糖尿病神経障害」による壊疽から『四肢の切断』、「糖尿病性腎症」による『人工透析』や『腎移植』が必要になるなど、重い合併症が次々と起こり、生活や仕事に制限がかかることがあります。
血糖値が高くなってきたら、保健指導を受ける機会がある場合は積極的に活用し、治療が必要な方は定期的な受診や服薬などによって、上手に「血糖コントロール」し、いつまでも日常生活に不自由を来さないように取り組んでいきましょう。
【監修:佐藤文彦(産業医・労働衛生コンサルタント/Basical Health株式会社代表取締役)】
【静岡支部からのお知らせ】
静岡県東部健康福祉センターから「健康づくりに関するアンケート調査」への御協力のお願いです(〆切:11月25日(月))。
沼津市・三島市・裾野市・伊豆市・伊豆の国市・函南町・清水町・長泉町に所在地のある事業所のみなさま、働く世代の健康づくり推進のため、アンケートに御回答をお願いします。(全11問、5分程度)
https://apply.e-tumo.jp/pref-shizuoka-u/offer/offerList_detail?tempSeq=13953