メールマガジンvol.170(2025.1.10配信)
****************************************
協会けんぽ静岡支部メールマガジン(令和7年1月10日配信vol.170)
****************************************
協会けんぽ静岡支部の中島です。
今回のメールマガジンの内容は……
◆考え直したい日本人の睡眠習慣、大事にしたい日本の食文化
◆【静岡支部からのお知らせ】⇒◎<静岡県からのお知らせ>講演会「知って防ごう!脳梗塞と心筋梗塞」動画公開のお知らせ
◎<静岡産業保健総合支援センターからのお知らせ>産業保健総合支援センターの支援に関するご案内
◇―◆―◇―◆―◇―◆―◇―◆—◇―◆―◇―◆―◇―◆―◇―◆―◇
◆ ◆
◇ 考え直したい日本人の睡眠習慣、大事にしたい日本の食文化 ◇
◆ ◆
◇―◆―◇―◆―◇―◆―◇―◆―◇―◆―◇―◆―◇―◆―◇―◆―◇
☆──☆──☆──☆──☆──☆──☆──☆
睡眠時間×睡眠の質=「良い睡眠」
☆──☆──☆─―☆──☆──☆──☆──☆
日本人の睡眠時間は世界的にみても短い傾向にあり、日中に眠気がなく、睡眠中の覚醒や寝つきの悪さ、早朝覚醒などが全くない成人は、わずか3割程度しかいません(厚生労働省『国民健康・栄養調査』令和元年)。
睡眠時間が足りているかどうかは、睡眠で十分休養がとれていると感じる「睡眠休養感」が目安になります。しっかり睡眠時間がとれていて、途中で目覚めたりせずぐっすり眠れている状態を「良い睡眠」といいます。
睡眠時間は長ければいいというわけではなく、夢を多く見る人や、寝床で過ごす時間(床上時間)が長過ぎる人は、睡眠の質が悪くなりがちです。昼間は活動的に過ごし、睡眠時間と床上時間がほぼ同じで、日中眠くならないのが理想的です。
睡眠時間が短くなる原因として、仕事や家事、通勤・通学時間とともに、就寝前のゲームやメールなどを挙げる人が多いです(前出調査による)。電子機器から出るブルーライトは睡眠の質を低下させますので、電子機器を寝る前には触らない、寝床に持ち込まないよう心がけましょう。
☆──☆──☆──☆──☆──☆──☆──☆──☆
ユネスコ文化遺産でもある「和食」を見直そう
☆──☆──☆──☆──☆──☆──☆──☆──☆
睡眠とは逆に、健康長寿で知られる日本の食文化は世界的な評価が高く、和食はユネスコ文化遺産として登録されています。その特長として挙げられているのは下記の4つです。
① 多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重
② 健康的な食生活を支える栄養バランス
③ 自然の美しさや季節の移ろいの表現
④ 正月などの年中行事との密接な関わり
健康の観点からみると、上記②が「一汁三菜を基本とする日本の食事スタイルは理想的な栄養バランス」といわれております。その食事の内容としては「出汁(だし)のうま味を上手に使うことによって動物性油脂の少ない食生活を実現しており、日本人の長寿や肥満防止に役立って」いることが重要であり、和食の特長として登録の際に評価された点でもあります。
忙しい日々、普段の食事を簡便に済ませることが多くなっていても、年末年始など、人々が集い、楽しむ席などには、日本人ならではの食生活を振り返り、①~④の要素を取り入れた丁寧な食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。少し羽目を外したとしても、1週間~10日くらいで食生活全体のバランスをとるようにすれば、健康な食生活は保たれます。
【監修:佐藤文彦(産業医・労働衛生コンサルタント/Basical Health株式会社代表取締役)】
【静岡支部からのお知らせ】
◎<静岡県からのお知らせ>「知って防ごう!脳梗塞と心筋梗塞」動画公開のお知らせ
静岡県と静岡社会健康医学大学院大学は、県民講演会「知って防ごう!脳梗塞と心筋梗塞」の講演会を実施しました。このたび、静岡県公式YouTube「ふじのくにメディアチャンネル」にて講演及びパネルディスカッションの動画を公開しましたので、ぜひご覧ください。
詳細は以下のURLからご確認ください。
・講演会
https://youtu.be/gdvjwxNy5as
・パネルディスカッション:循環器病の予防
https://youtu.be/WaYnSqhemds
◎<静岡産業保健総合支援センターからのお知らせ>産業保健総合支援センターの支援に関するご案内
●メンタルヘルス支援のご案内
メンタルヘルス対策に詳しい精神科医などの専門家(相談員)が、事業主や事業場の産業保健スタッフの相談、お問い合わせに応じます。
また、事業場からの支援要請を受けてメンタルヘルス対策促進員が皆様の職場を訪問し、メンタルヘルス対策の導入や実施についてアドバイスいたします。(労働者数が300人未満の中小規模事業場が対象となります)
たとえばこんな内容について助言いたします
・心の健康づくり計画はどのようにつくればよいか
・社内のメンタルヘルスに関する相談体制づくりについてどのようにすればよいか
・メンタルヘルスについて従業員に理解してもらうためにはどのようにしたらよいか
・詳細は以下のURLからご確認ください。
https://www.shizuokas.johas.go.jp/publics/index/134/
●産業保健における相談について
産業保健に関する相談やお問い合わせについて、産業医学、労働衛生工学、メンタルヘルス等各分野の相談員が無料で相談に応じます。
面談による相談は予約制です。
電話、メールにてお気軽にご相談ください。電話:054-205-0111
・メール相談は以下のURLから
https://www.shizuokas.johas.go.jp/publics/index/57/
●地域産業保健センター(地域窓口)について
労働者数50人未満の産業医の選任義務のない小規模事業場の事業主やそこで働く労
働者を対象として、健康診断の結果についての医師からの意見聴取、長時間労働者や
高ストレス者に対する面接指導、健康相談などの産業保健サービスを無料で提供して
います。
・詳細は以下のURLからご確認ください。
https://www.shizuokas.johas.go.jp/publics/index/84/