協会けんぽ長崎支部メールマガジン 第147号
令和07年08月15日
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◆◆◆◆ 協会けんぽ長崎支部
◆◆◆ メールマガジン 第147号
◆◆ 令和7年7月25日発行
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こんにちは。協会けんぽ長崎支部です。
こんにちは。協会けんぽ長崎支部です。
暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
毎年のことではありますが、この時期に心配なのは熱中症ですね。
今月の保健師・管理栄養士コラムでは、食事から熱中症を予防するポイントを紹介しています。ぜひご参考になさってください。
それでは協会けんぽ長崎支部 メールマガジン第147号をお届けします。
——○●○ もくじ ○●○————————————————
1.保健師・管理栄養士コラム「食事から熱中症を予防しましょう」
2.セルフメディケーションを実践しましょう!
3.令和7年度ながさきヘルシーアワード(健康づくり優良事例表彰)応募者を募集します!
4.メンタルヘルス出前講座(無料)のご案内
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1:保健師・管理栄養士コラム「食事から熱中症を予防しましょう」
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暑い日が続いています。この暑さでは熱中症が起こる可能性はどこでもあります。
今回は熱中症対策の一つである水分、塩分補給などの食事について管理栄養士からのコメントをお伝えします。
【熱中症を防ぐためにはこまめな水分補給が欠かせません】
●飲み水として、1日あたり1.2~1.5ℓを目安に水分補給しましょう。喉が渇いたらすでに脱水は始まっています。入浴前後、起床時といったように時間やタイミングを決めて、水分を補給することはとても大切です。水分摂取を怠ると、熱中症だけでなく、痛風や、脳梗塞などの発症リスクもあります。
汗をかく量が多い方は、汗の量に応じ、増やしていくことをお勧めします。
【食事も水分補給の役割があります】
●通常、1回の食事で500〜700ml程度の水分が摂れるので、1日3食を摂ることも大切です。また、汁物だけでなく主食(特にご飯や麺)も水分を多く含んでいます。ご飯約1膳(150g)に、90gの水分を含んでいるので主食を抜かないこともポイントです。
●朝食は大事です。
睡眠中に汗をかいて、起床時は脱水状態になっていることもあります。時間や食欲がないからといって朝食とらずに活動をすると危険です。また、朝は脳の働きに必要な血液中のブドウ糖が少なくなっています。朝のパフォーマンスを向上させるためにも朝食は必要です。食欲がない時には、バナナ、牛乳、ヨーグルトなど少しでも食べる習慣はお勧めです。
●アルコールには利尿作用があり通常より尿の量を増やします。アルコールを飲んだ時や翌日には、より多めに水やお茶を飲むことがポイントです。
【塩分補給は必要です】
●汗と一緒に体内の塩分も失われてしまうため大量に汗をかいた時には、塩分が必要です。しかし、塩分の摂りすぎにも注意が必要です。
食事摂取基準(2025年度)によると、1日の食塩摂取の目標値は、男性7.5g未満、女性:6.5g未満、高血圧の方は6g未満ですが、2023年 厚生労働省 国民健康・栄養調査によると、食塩摂取量の平均値は 男性10.7g、女性9.1g でした。
普通の食事でも目標量以上の食塩を摂っていることがあり、汗をたくさんかいていない場合には、塩分を摂りすぎると血圧上昇の原因にもなるので注意が必要です。
※スポーツ飲料や経口補水液には、糖質や塩分が含まれています。飲みすぎには注意し、糖尿病や腎臓病のある方は医師の指示に従ってください。
【水分や塩分補給以外に気をつける食事のポイント】
●暑い夏を乗り切るには、栄養バランスの良い食事を摂ることも大事なポイントです。
暑い日が続くと、そうめんなどの炭水化物に偏った食事になり、栄養バランスが乱れ、
体力の低下につながります。不足しやすいタンパク質(肉、魚、卵、大豆製品など)や汗をかくと失われるビタミン(野菜や果物)、ミネラル(牛乳や海藻など)をバランス良く
少しずつでも色んな種類の食品を摂ることが大切です。
【管理栄養士がちょっと心配していること】
●熱中症対策として、スポーツ飲料や炭酸飲料、アイスなどを口にすることが多くなります。
それらは糖分が多いため、血糖値の上昇や肥満につながることを心配しています。
スポーツ飲料や炭酸飲料の飲みすぎには注意し、水や麦茶を積極的に摂取しましょう。
暑さが本格化するこれからの季節、しっかりと熱中症対策をして過ごしましょう。
参考
令和5年度 国民健康・栄養調査
2025年度 食事摂取基準
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2:セルフメディケーションを実践しましょう!
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セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と世界保健機関(WHO)は定義しています。
健康な毎日を過ごすためにセルフメディケーションを実践し、健康管理力を高めましょう!
○●セルフメディケーションの実践ポイント●○
《健康状態を知る》
健診や人間ドッグなどを受けて、その結果から自分の体の状態を把握しましょう。また、家庭で体重計や血圧計などの機器を利用して、日々の健康状態をチェックしましょう。
《生活習慣を見直す》
規則正しい生活を心がけ、「栄養バランスの良い食事」「適度な運動」「十分な睡眠時間」をとりましょう。健診などの結果に基づいて生活習慣を見直し、生活習慣病を予防・改善しましょう。
《市販薬(OTC医薬品)を活用する》
軽い不調のときは、市販薬(OTC医薬品)を上手に活用して対処しましょう。
~スイッチOTC医薬品を活用しましょう!~
最近では、市販薬(OTC医薬品)の中にも、医師から処方される医療用医薬品のうち、副作用が少なく安全性が高いものを市販薬へ転用した「スイッチOTC医薬品」の種類が増えています。
医療機関を受診せずに薬局で購入できるため、忙しい働く世代にとって時間的にもメリットになります。
ただし、スイッチOTC医薬品などの市販薬を使用しても症状が十分に改善しない場合は、早めに医療機関を受診しましょう!
▽セルフメディケーションについてはこちら
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/event/cat540/20250328/
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3:令和7年度ながさきヘルシーアワード(健康づくり優良事例表彰)応募者を募集します!
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長崎県では、健康長寿日本一に向けて、健康づくりのための積極的な活動や独自の工夫により、成果を上げている企業・団体、教育機関、自治体を表彰することにより、県民運動の更なる展開を図ることを目的として、ながさきヘルシーアワード(優良事例表彰)の制度を設けており、令和7年度応募者を募集します。
●応募期間:令和7年6月20日(金)~令和7年8月8日(金)
●応募部門
(1)実践部門:従業員など構成員の健康づくりを推進するための取組を実施している企業・団体、教育機関
(2)応援部門:地域住民など構成員以外に向けた健康づくりを推進するための取組を実施している企業・団体、教育機関
(3)継続部門:過去に実践部門、応援部門のいずれかで受賞し、引き続き健康づくりを推進するための取組を実施している企業・団体、教育機関
▽詳細・応募方法はこちら
https://www.pref.nagasaki.jp/object/shikaku-shiken-bosyu/boshu/732084.html
▽チラシはこちら
https://www.pref.nagasaki.jp/shared/uploads/2025/06/1750410888.pdf
【お問い合わせ先】
長崎県福祉保健部 国保・健康増進課 健康づくり班
TEL:095-895-2495 FAX:095-895-2575
MAIL:kenko1@pref.nagasaki.lg.jp
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4:メンタルヘルス出前講座(無料)のご案内
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職場でのメンタルヘルス対策に関する協会けんぽ主催の出前講座のお知らせです。
メンタルヘルス対策の専門家(一般社団法人 日本産業カウンセラー協会の専門講師)が担当する講座を無料で受講できます。
ぜひ、職場でのメンタルヘルス対策にご活用ください。
▽メンタルヘルス出前講座(無料)についてはこちら
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/shibu/nagasaki/cat080/20250710/
▽申し込み方法や、詳しい内容についてはこちら
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/nagasaki/kouhou/mentaruherusu_20250710.pdf
========最後までお読みいただき、誠にありがとうございます!=======
今後も、皆様の健康づくりにお役立ていただける情報をお届けします。
健康づくりに関する身近な情報をはじめ、健康保険の制度改正や保険料率の変更など、
最新情報をいち早くお届けしてまいりますので、協会けんぽ長崎支部メールマガジンを
よろしくお願いいたします!
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