令和02年02月21日
(写真は学校給食献立より)
「ひじきご飯」には、鶏肉、油揚げ、かまぼこ、ひじき、にんじん、えだ豆がご飯の中に入り、たんぱく質や食物繊維、カルシウム、鉄などのミネラル類、またビタミンK、ナイアシン、葉酸などのビタミン類が含まれており、ヘルシーでしかもたくさんの栄養素が同時に摂取できます。
特にひじきには、100gあたりの含有量では、カルシウムが牛乳の12倍、食物繊維がごぼうの7倍、マグネシウムがアーモンドの2倍も含まれています。また、甲状腺ホルモンの原料となるヨウ素が多く含まれ、このホルモンが受容体に結合すると糖、たんぱく質、脂質の代謝が亢進し、成長や神経活動などが活発になります。甲状腺ホルモンは胎児の脳、末梢神経、骨格などの発達と成長を促します。
日本人は世界でもまれな高ヨウ素摂取の集団と言われていますが、最近海藻を食べていないという人は、簡単にできる「ひじきご飯」をつくってみましょう!
・米 … 75g
・鶏肉 … 25g ・油揚げ … 6g ・かまぼこ … 15g
・ひじき … 3g ・にんじん … 15g ・むき枝豆 … 6g
・煮干し … 1.5g
・砂糖 … 2g ・酒 … 1g ・薄口しょうゆ … 3.5g
ひじきを水で戻す。
鶏肉は小口切り、油揚げ・にんじん・かまぼこは細切りにする。
煮干しでだし汁をつくる。
米を洗い、だし汁・調味料を加え、軽く混ぜる。
・の具とむき枝豆を加え、炊飯する。炊き上がったら混ぜ合わせる。
ひじきは日本で古くから食べられてきた海藻の1つです。
潮の干満の差が大きい沿岸でよく取れ、徳島県産のものは「阿波ひじき」として有名です。
ほとんどのひじきが、「乾しひじき」の乾物として1年中手に入りますが、徳島県では春に収穫する「生ひじき」も出回ります。