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「歯周病」あなた、本当に大丈夫ですか?  (令和2年1月)

こんにちは!奈良県歯科医師会です。

5月から2か月に1回、「大人の歯とお口まわり」について、情報満載の健口コラムを連載しています。

元気に働くためにまた健康で長生きするために、お口まわりのケアは皆様の想像以上に大切です。

皆様の健康のために、私たち奈良県歯科医師会がお手伝いいたします!

 

「歯周病」あなた、本当に大丈夫ですか?

日本人の成人の8割以上が「歯周病」にかかっていると言われています。

歯周病は、自覚症状がなく進む病気です。症状が出たときには、病気がかなり進行している場合があります。手遅れになる前に、一度チェックしてみてください。


●該当する項目の□にチェックしてください。

□ 歯を磨くとよく出血する

 歯ぐきが充血し、赤みを帯びていることがある

□ 歯ぐきが痩せてきたような気がする

 歯の定期健診を受けていない

 最近、歯が長くなってきたような気がする

 歯のすき間が大きくなり、出っ歯のようになってきた

 自分でも確認できるほど、歯がグラグラしている

 痛みと膿みを伴う歯ぐきの腫れを起こすことがある

□ 肉体的・精神的ストレスの蓄積により、歯ぐきがよく腫れる

 口臭があると他人から指摘を受けることがある

 歯の定期健診を受けており、必要に応じて治療も受けている、もしくは現在、

  上記に該当する項目はない

最近、歯科医院に行っていないご家族の方、お知り合いの方にも是非、チェックするようお勧めください。


●評価:チェック欄の色によって危険度が異なります。


 □黄色=要注意です!ここに1つでも該当する場合は、歯周病の可能性があるものと思われます。歯科医院で精査してもらいましょう。


 □赤色=歯周病の可能性が高い状態!ここに1つでも該当する場合は、歯周病の可能性が極めて高いと考えられます。できるだけ速やかに歯科医院を受診しましょう。


 □青色=一先ず安心!歯周病の可能性は低いと思われますが、今後も定期健診を受け、

  異常を感じたら早めに処置をしてもらいましょう。


 

「歯周病」をもっと知りましょう

皆様は、「生活習慣病」と聞かれて、どんな病気を想像されますか?

多分、高血圧や糖尿病などが頭に浮かぶと思いますが、「歯周病」も立派な生活習慣病なのです。

 

①歯周病の発病場所

 歯周病は文字通り、歯の周りに起こる病気です。

 簡単に言うと「歯肉」(歯ぐき)「歯槽骨」(歯を支えている骨)に発病します。


②歯周病の段階と症状

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 歯肉炎のうちに正しく歯みがきをすれば、1~2週間で健康な歯ぐきに戻ります。

 いったん骨が溶けてしまうと、この時点でいくら歯みがきをがんばっても骨が再生されることはありません。残念ながら、歯周病になったら治療が必要になってきます。

 歯科医院できちんと歯石を取ってもらい、正しい歯みがきを続ければ、進行を食い止めることはできます。


③歯周病の原因

≪歯周病になりやすい局所(口腔)の危険因子≫

  ・不十分な口腔清掃

  ・悪い歯並びや咬み合わせ

  ・口の中のことに関心がうすい

  ・やわらかいもの、甘いものばかり食べている

  ・歯ぎしりやくいしばりの癖がある

  ・口で呼吸する癖がある

  ・歯を抜いたままにしている

  ・うまく合っていない補綴物(かぶせ物や入れ歯)がある


≪歯周病になりやすい全身の危険因子≫

  ・遺伝的体質

  ・タバコ(喫煙)…最悪の危険因子

  ・糖尿病、血液疾患

  ・不摂生な生活やストレス

  ・老化とそれに伴う骨粗しょう症

  ・薬(てんかん、高血圧、自己免疫疾患)の副作用

  ・女性の思春期、妊娠、更年期


④歯周病の治療方法

≪プラークコントロール≫

 歯周病の最大の治療はブラッシングです。

 いかにうまく歯垢を除去するか(これをプラークコントロールといいます)が鍵となりますので、正しいブラッシング方法を身につけましょう。

 自己流でみがいている方は、一度歯科医院で自分の歯列にあった上手なみがき方を教えてもらいましょう。

 「歯をみがいている」と「みがけている」は違います。


≪歯石の除去≫

 歯周病の場合、歯石は歯ぐきの中の奥深くまで付着していることが多いです。

 これは、歯みがきをしても取ることはできません。

 鏡などで自分の歯の周りに歯石が見えるようなら、歯科医院で診察を受けてください。

 


歯周病は患者さんと歯科医師・歯科衛生士が協力して治していく病気ですが、主役はあくまでも患者さんです。

歯周病が改善されれば硬いものも食べられますし、かぶせや入れ歯を安心して入れることができます。

ただ、歯周病の治療は良くなったからと言って終わりではなく、長くお口の健康を保つには、歯科医師・歯科衛生士による定期的なメンテナンスが必要不可欠なのです。

つまり、患者さんを含めての二人三脚で歯周病退治していくのです。


 

★奈良県歯科医師会では、事業所における歯科健診事業を実施しています。

詳しくは、奈良県歯科医師会までご連絡ください。(電話0742-33-0861、ホームページはこちら

 

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