令和7年3月 ≪春に増えるメンタル不調を防ぐには≫
令和07年03月21日
春は「木の芽期」といい、自律神経の不安定な時期として知られています。
気温や気圧の変化が大きくなることで、それに適応しようと体の緊張状態が続くことや、人事異動・転勤・引っ越しなどの生活環境の変化も自律神経を乱し、メンタル不調を招きやすくします。
普段からメンタル不調を起こしやすい人は悪化しやすく、特に不調のない人でも大きなストレスが加わるとメンタル不調に陥りやすくなります。
◎こんな症状があったら要注意!
寝つきが悪い
熟睡できない
夜中に何度も目が覚める
すぐに疲れる
倦怠感が強い
物事に集中できない
気分が沈んで憂鬱
息苦しさや動悸を感じる・・・など
体の機能を自動的に調節する自律神経には、体を活動的にする交感神経と、リラックスさせる副交感神経があります。
上記の症状にお心当たりのある方は、この二つのバランスが崩れているのかもしれません。自律神経のバランスを上手にとって、メンタル不調を防ぎましょう!
◎自律神経をととのえるには・・・
・起きる時間と寝る時間を決め、十分な睡眠をとりましょう!
朝起きて太陽の光を浴びると「セロトニン」という別名「幸せホルモン」が増えメンタルの安定につながります。
・三食バランスの良い食事をとりましょう!
旬のものを食べるとより栄養豊かで食べることへの楽しみも増します。
・運動も効果的です。ストレッチやヨガ、ウォーキングなどの軽めの運動をすることで、ストレスを緩和する脳内物質が分泌されます。
心地よい疲労感が得られると、リラックスしている時に働く「副交感神経」の優位な状態となります。
・ゆるみの時間も大切です。休日はあえて予定を入れず、ゆっくりと心身を休めましょう!
好きな音楽を聴いたり、本を読む、アロマや入浴剤など好きな香りに包まれる等でリラックスしましょう!
※メンタル不調が一時的なものであれば、自分で対処することで症状が軽くなりますが、症状が良くならない場合や、良くなってもすぐにぶり返してしまう場合は、一人で抱え込まずに誰かに相談したり、医療機関を受診しましょう。