健診結果を活用した受診勧奨について
令和06年12月03日
(事業主様及び健康管理担当者様へ)
皆さまの職場に、健診結果で「再検査」「要治療」「要精密検査」の項目があったのに、病院を受診せずに放置している方はいませんか?
受診しない理由は色々あると思いますが、不調を感じない「無症状」や自分なりの経験値に基づく「過信」、仕事を理由にする「多忙」、本当の症状を知りたくない「不安」など様々だと思います。ですが、実は健診後の行動こそが従業員様の健康を守るカギなのです。
職場の上長等(健康診断責任者)からの働きかけが効果的です。また、産業医等が面談を行うとより良いでしょう。
職場の対応ポイント
●従業員様の健診結果を必ず確認して、下記受診勧奨の基準をもとに、治療が必要な
方へ早期に積極的にお声掛けしましょう。
従業員様への受診勧奨にご活用いただける勧奨文書やチラシを作成しましたので、
受診勧奨のご参考にしてください。
◆「従業員様への受診勧奨文書」はこちら(リーフレットおもて)(リーフレットうら)
<受診勧奨の基準>
血圧 |
収縮期血圧(上の血圧) |
160㎜Hg以上 |
拡張期血圧(下の血圧) |
100㎜Hg以上 | |
血糖 |
空腹時血糖 |
126㎎/dl以上 |
HbA1c(NGSP値) |
6.5%以上 | |
脂質 | LDLコレステロール | 180㎎/dl以上 |
●従業員様へ協会けんぽの特定保健指導利用を促しましょう。
●産業医に支援してもらいましょう。
従業員50人以上の事業所
産業医と連携しましょう。また、安全衛生委員会を設置することが必要です。
従業員50人未満の事業所
地域産業保健センターに産業医の派遣を相談しましょう。
※地域産業保健センターは、こちらを参照(外部リンク)
協会けんぽではこんな取り組みをしています
●早期受診の勧奨
健診において、血圧や血糖値、LDLコレステロール値が高く、医療機関へ受診が必要とされた加入者の方には、医療機関への受診をお勧めするご案内を、ご自宅へお送りします。
ご案内が届いた従業員様がおられましたら、医療機関の受診をお勧め願います。
詳細はこちら ▶ ▶ ▶ (本部HPリンク)
●特定保健指導の実施
健診結果が受診勧奨の基準を外れている方でも、治療が必要になる前に
保健師・管理栄養士が特定保健指導を行っています。
詳細はこちら ▶ ▶ ▶(支部HPリンク)