「サクラエビと干しシイタケの煮びたし」
1人前:20kcal、塩分1.2g
丈夫で健康な歯を保つために、歯の形成に不可欠なカルシウムや、カルシウムの吸収を助けるビタミンDがたっぷりとれる一皿をご紹介します。野菜不足予防の副菜としてもおすすめです。歯を失うことなく、いつまでもよく噛んでおいしく料理を楽しみたいものです。

<材料>(4人分)
- サクラエビ(乾物) 12g
- 干しシイタケ 2枚
- ニラ 1/2束
調味料
A:
<作り方>
- 干しシイタケは100ccの水に浸けて戻し、細切りにしておき、戻し汁はだし汁とあわせる。
- ニラは3cmの長さに切る。
- 1にAの調味料を加えて5~6分煮立て、次に2を加えて1分煮た後、サクラエビを加え、サッと煮て仕上げる。

<おいしくヘルシー! そのポイント>
歯や骨の形成を充実させるためには「腎」を強化する食材を選びましょう。サクラエビは腎のはたらきをよくしてくれるうえ、殻ごと食べられて、カルシウムや鉄分のよい補給源になります。干しシイタケはビタミンD、ニラはカルシウムが豊富で、あわせてとればより効果的です。体を温める作用もあるので、冷房を使用するこれからの季節には、冷え症の人にもよいレシピです。

堀 実佐子 プロフィール
国際薬膳師・日本国際薬膳師会副会長、「食養と暮らしの提案~和快」代表。1991年より国立北京中医薬大学日本校第一期生として中医食養学を学び、卒業後、国際薬膳師資格取得。2004年よりロート製薬株式会社福利厚生施設スマートキャンプ、2008年より同スマートキャンプ東京内「旬穀旬菜cafe」薬膳メニュー開発・監修、調理指導。