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奈良支部

糖尿病シリーズ①世界糖尿病デー


こんにちは!協会けんぽ奈良支部の保健師と管理栄養士です。

皆様の健康生活にお役に立つ健康情報をお伝えします。

世界的にその拡がりが脅威となっている糖尿病!

今回は、「世界糖尿病デ-」についてお伝えします。

 

世界糖尿病デ-とは?

世界の糖尿病人口は激増しており、その脅威に対して国連はIDF(国際糖尿病連合)が要請した「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」を2006年12月に全会一致で採択し、同時に1991年にIDFとWHO(世界保健機関)が制定した「11月14日」を世界糖尿病デーとしました

この日は、世界各地で糖尿病の予防、治療、療養に関する啓発キャンペーンが行われます。

世界糖尿病デーのシンボルマークは青い丸(ブルーサークル)。国連色でどこまでも続く空を表す「ブルー」と、団結を表す「輪」で「糖尿病との闘いのために団結せよ」をキャッチフレーズに世界各地でキャンペーンが行われます。

建造物がブルーにライトアップされるなどのイベントもあり、初年度、日本では東京タワーに、2016年には183ヶ所でライトアップと啓発活動が行われました。

このような経緯に至った糖尿病の現状、ご存知ですか?

 

<クイズにチャレンジ!!> 

 [Q1]

世界の糖尿病人口は?  (世界の成人人口48億4000万人)

①1億2500万人

②4億2500万人

③8億2500万人

 

正解:②

糖尿病は世界の成人人口のおよそ8.8%となる4億2500万人が抱えている病気です。世界の成人の11人に1人が糖尿病ということになります(2017年)。2015年より1000万人増えており、このままでは2045年までに6億9300万人(10人に1人)に増加すると予測されています。

 

[Q2]

日本には「糖尿病が強く疑われる人」「糖尿病の可能性が否定できない人」合わせて何人?

①500万人

②1000万人

③2000万人

 

正解③

総人口の15%を越える約2000万人が糖尿病患者及び予備軍と推定されています(2016年)。

*奈良県の「糖尿病が強く疑われる人」「糖尿病の可能性が否定できない人」は合わせて26万4000人で前年度より1万3000人増加(2015年推計)

 

[Q3]

糖尿病人口の多い国の世界ランキング10位以内に日本は入っている→○?×?

①○ (入っている)

②× (入っていない)

 

正解②

1位中国(1億1400万人) 2位インド(7300万人) 3位米国(3000万人)

日本は2015年では9位に入っていましたが、2017年では上位10位から外れました。しかし65歳以上の糖尿病人口は世界ランキング6位(430万人)と多くなっています。

 

[Q4]

世界で糖尿病に関連する疾患で亡くなる人は何人?

①100万人

②200万人

③400万人

 

正解③

世界で糖尿病に関連する疾患で亡くなる人は400万人。8秒に1人亡くなっています(2017年)。日本では年間13307人、死亡数全体の1.0%が、奈良県は年間130人、死亡数全体の0.9%が糖尿病関連の疾患で亡くなっています。

  

 [Q5]

糖尿病の医療費が多い国の順位で、日本は何番目?

①1位

②5位

③9位

 

正解②

糖尿病の医療費の多い順位は、1位米国(39.5兆円) 2位中国(12.5兆円) 3位ドイツ(4.8兆円) 4位インド(3.5兆円) 5位日本(3.2兆円)

世界では医療費の12%にあたる約83兆円が糖尿病に関連する医療費となっています(2017年)。

 

[Q6]

世界で糖尿病を発症しているにもかかわらず検査を受けて糖尿病の診断を受けていない人は何人?

①7200万人

②1億2200万人

③2億1200万人

 

正解③

世界で糖尿病を発症しているにもかかわらず検査を受けて糖尿病の診断を受けていない人の数は全世界で2億1200万人(49.9%)。世界の糖尿病有病者の約半数は自分が糖尿病であることを知らないのです(2017年)。

日本においては、糖尿病と言われたことのある人の中で「治療を受けていない人」の割合は男性の40〜49歳で最も多く約5割が未受診、あるいは治療中断という状況です(2016年)。

糖尿病は血糖が基準値を越える初期の段階では自覚症状があまりないため、健診を受けて初めて分かることが多いのが特徴です。また、糖尿病は早期に対処することにより予防したり、重症化を防ぐことができます。

一年に一回は必ず健診を受け、その結果に応じて、医師の診察や保健師・管理栄養士の相談を受け、自分の体や生活習慣を振り返りましょう。

 

世界における糖尿病、日本における糖尿病の現状を少し知っていただくことができましたか?

11月は世界糖尿病デーにちなみ、各地で糖尿病啓発のイベントが開催されます。行事に参加したり、街でブルーライトアップやポスターを見かけたら、糖尿病予防・糖尿病について考える機会にしてみましょう。

次回以降、シリーズ②で「糖尿病の怖いところ」、シリーズ③で「糖尿病予防・悪化防止のための生活習慣改善」についてお伝えしていきます。

 

参考:世界糖尿病デー実行委員会-日本糖尿病学会・日本糖尿病協会-ホームページ

   糖尿病ネットワークホームページ

   糖尿病チャンネルホームページ

   奈良県保健医療計画(平成30年4月1日施行)第5章第4節糖尿病

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