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【大腸の病気】 ストレス社会に急増している「過敏性腸症候群」

大腸の役割とおもな病気

 

●食べ物の最終処理を担う大腸

食べ物がたどる経路となる食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肛門などの臓器を消化管といい、このうち小腸から下の部分を下部消化管といいます。小腸から続く腸の最後にあたる部分が大腸で、大腸の役割は、小腸での栄養素の吸収が終わり、消化物の残りカスを処理して便を形成することです。
大腸に起こるおもな病気には、次のようなものがあります。
大腸の病気 

 

●がん化するものもある「大腸ポリープ」

大腸ポリープは、大腸の粘膜の一部が盛り上がってできる突出物の総称で、腫瘍性のものと非腫瘍性のものに大きく分けられます。
腫瘍性のポリープの大半は良性で、「腺腫」とよばれています。腺腫は1cm以下の大きさですが、1cmを超えて大きくなるとがんの一歩手前の状態(前がん状態)といわれ、がんを含む可能性が急激に高くなるといわれています。
非腫瘍性のポリープは、「潰瘍性大腸炎」や「クローン病」など大腸の炎症性の病気などの後にできる炎症性ポリープや、加齢とともに多くみられるようになる過形成性ポリープなどです。これらのポリープは基本的に正常な細胞が集まってできたもので、がんになることはほとんどありません。

 

●ストレス過多の現代社会に急増している「過敏性腸症候群」

胃腸はストレスの影響を受けやすく、ストレスによって自律神経のバランスが乱れると、胃腸の機能にも異常を来します。胃腸にはとくに病変がみられないのに、腹痛や腹部の不快感、下痢や便秘などをくり返すものを「過敏性腸症候群」といいます。
おもな原因は精神的なストレスによる自律神経の乱れです。ストレスを受けやすい20~40歳代に多くみられ、過労や睡眠不足、不規則な食生活や不規則な排便などが誘因になることもあります。

 

 

大腸の病気の原因は?

 

●大腸の病気の危険因子とは?

大腸の病気のなかには、ストレスや食生活が関わっているものがあります。過敏性腸症候群はその代表で、ストレスが最大の危険因子です。
また、大腸ポリープのなかでもがん化する可能性が高い腺腫は、中性脂肪の多い人にできやすく、中性脂肪の腺腫への影響は喫煙者ほど高くなることがわかっています。さらに、腺腫はメタボリックシンドロームとの関連も指摘されており、内臓脂肪型肥満、脂質異常症や高血圧、糖尿病などを助長する生活習慣は、そのまま腺腫の危険因子になりうるといえます。

 

■大腸の病気の危険因子

  • ストレス
  • 高中性脂肪血症
  • 喫煙
  • 内臓脂肪型肥満
  • 脂質異常症
  • 高血圧
  • 糖尿病

 

 

大腸の病気を予防・改善するために

 

●危険因子は生活習慣の改善で減らすことができます

大腸の病気を予防するためには、ストレスを上手に解消することが重要です。
また、脂質異常症や高血圧、糖尿病などといった生活習慣病の予防に努めることも大切です。そのためには、食生活では過食や脂質のとりすぎなどに注意し、適度な運動を習慣にして肥満を予防・改善することも大切です。飲酒は適量を守り、喫煙者は直ちに禁煙を実行しましょう。

 

■生活習慣改善のポイント

食事

 

●こんな検査でわかります

大腸の病気を調べる検査には、便に血液が混じっているかどうかを調べる「便潜血検査」があります。便潜血が確認されると、大腸などの下部消化管からの出血をともなう病気、たとえば下部消化管の潰瘍や大腸ポリープ、大腸がんなどが疑われます。
各検査項目の詳細については、こちらをご覧ください。

 

 

 

 

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