「事業所まるごと健康宣言」優良取組事業所が決定しました!(第8回)
令和07年03月14日
協会けんぽ香川支部は、香川県と協働で、働き盛りの健康づくり支援事業『事業所まるごと健康宣言』を行っております。
このたび、令和6年9月末までに「事業所まるごと健康宣言」をされた812事業所の中で、事業所ぐるみで健康づくりに関する活動を特に積極的に取り組んだ事業所に対して、「香川県知事賞」及び「全国健康保険協会香川支部長賞」の表彰を実施しました。
日 時 : 令和7年3月7日(金) 13時20分~13時50分
場 所 : 香川県庁本館21階 特別会議室
受賞事業所
【香川県知事賞】
事業所
| 評価された主な取組み
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株式会社 朝日段ボール (高松市) |
【熱中症対策】 ・熱中症の発症者ゼロを目標に、工場内勤務の全従業員を対象に空調服とコンプレッションインナー、スポーツドリンクを支給。また、外気取込ファンの設置や工場内の冷凍庫にシャーベットを常備し、自由に食べられるようにした。 ・空調服の効果を高めるために空気の流れをシミュレーションして外気取込ファンを設置する工夫などを行い、熱中症発症者ゼロを達成することができた。 ・取組項目を毎年見直し、マンネリ化しないように工夫している結果、前年度より取組平均ポイントが伸びたほか、これまで参加の少なかった20代の従業員が取組みを始めることで活発になった。 |
株式会社 三渓設備 (高松市) | 【要精密検査・要治療者への受診勧奨】 ・健診結果が要精密検査等であっても再受診してもらえないことがあるため、再受診率の向上を目標に、該当の従業員に社長から再受診願い書を手渡しして受診するよう声掛けを行った結果、再受診の必要性について従業員の理解が得られた。また、再受診のために有給休暇を取得しやすいよう話し合いを行い、調整したことで休暇を取得しやすい雰囲気が醸成された。 【コミュニケーションの推進】 ・事務所と現場のコミュニケーション不足を解消するために、お花見・社員旅行・ラフティング・釣り・家族も交えたビアガーデンなどを開催した。 ・企画は会長や常務が提案して従業員へ声掛けを行った。 ・若い年代にも興味を持ってもらえるような企画を行い、普段消極的だった従業員も積極的に参加し、事務所と現場の報連相も円滑に行えるようになってきた。 【食生活の改善・熱中症対策】 ・特に現場において仕事に追われて水分補給や食事のコントロールが十分にできていないことから、従業員に食生活を意識してもらえるように畑で作った野菜を従業員に配布した。また、熱中症対策としてスポーツ飲料、麦茶を冷蔵庫に常備して現場へ持っていくようにした。同時に、清涼飲料水を飲みすぎないよう自作のポスターを掲示した。 ・現場の従業員が熱中症にならないよう促すことができた。 |
株式会社 ドリームホンダ | 【健診後の面談・要治療者の受診勧奨】 |
【全国健康保険協会香川支部長賞】
事業所
| 評価された主な取組
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讃光工業 株式会社 |
【部署対抗!万歩計カウントリレー】 ・梅雨の外出を控えがちな季節における運動不足解消を目指し、全社員を巻き込んだイベントを開催。部署内で1日毎に万歩計を回していき、期間内の総歩数を競う。優勝部署には社内福利厚生のレクリエーション補助費用を1人当たり1000円追加した。 ・中間発表を1週間ごとに社内イントラネットで周知したほか、出張所や営業所も含めて全社員が参加できるようにした。 ・普段交流のない部署との交流が深まり、運動不足解消効果だけでなく部署間コミュニケーションの場にもなった。
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大建住宅 株式会社 | 【従業員の運動習慣化対策】 ・軽い運動の習慣化を目標にペアを組んで歩数チャレンジを実施。 ・東海道五十三次のイラストを使用し、1マス3000歩に設定しペアの歩数合計でゴールを目指す。ペア、個人の上位者にはインセンティブ(商品券など)を用意。 ・毎日自分の歩数を確認することで運動不足を実感できたほか、ペア間でコミュニケーションの機会が増えた。 ・全問正解者はいなかったが、景品も用意し学習機会も増えたことで正解率は高かった。 ・ 休職者が出たことで業務に支障が出た経験からストレスチェックを導入した。また、不調を感じる従業員へ産業医相談窓口等の案内を実施した。 |
緑造園興業 株式会社 | 【健康セミナー「毎日を健康に過ごすために」の開催】 ・自分や家族の健康について考えるきっかけづくりとして、東讃保健福祉事務所の「健康づくり出前講座」を活用し、握力、骨密度、野菜摂取量測定等の健康チェックを行った。 ・健康診断だけでは分からない部分の骨密度等の健康チェックをすることで従業員が興味をもって参加し、健康意識が高まった。 【オプション検査費用の一部負担】 ・これまで健診のオプション検査は任意で自己負担受診としていたが、福利厚生の一環として費用の一部負担を開始した。 ・費用補助について社内回覧や上司からの声掛けも行い受診者が増えた。 【クロスカントリー大会参加、ボウリング大会開催】 ・スポーツを通じて運動不足やストレスの解消、コミュニケーションの促進を目的として、クロスカントリー大会に参加したり、ボウリング大会を開催した。 ・クロスカントリー大会は1か月前から練習を重ね、チーム一丸となって完走できた。ボウリング大会では普段関わることのない従業員間にもコミュニケーションが生まれ、運動不足解消やストレス発散になった。 |
ユニコム 株式会社 (仲多度郡多度津町) | 【レジャー費用を年1回、上限25000円支給】 ・パート・正社員問わず、6ヶ月以上在籍している従業員に、家族とのレジャー費用(健康診断の追加項目費用や帯状疱疹のワクチン接種費用にも充当可)を年に1回、25000円を上限に支給した。 ・朝礼や社内研修等で周知し、利用率は上昇傾向にあり、本制度を利用する際に土日や連休と絡めて有給休暇を取得するため、有給取得率も高まっている。土産話などでコミュニケーションが活性化されたほか、健診の追加項目の費用や帯状疱疹の予防接種費用に充当した人にも喜んでもらえた。 【子・孫の看護・介護休暇の整備】 ・従業員の子供の体調不良で年休残日数がなくなった等の事情があり、有志による「女性働き方向上委員会」において意見交換を行った結果、新たに整備された制度で年間5日まで取得可能とした。 ・通常の有給休暇消化後に利用するケースが主であるが、利用者の家族も当該制度を喜んでいる。 【社内勉強会の実施】 ・業務に関連する国家資格の取得等を目指し、研修・勉強会を随時実施。 ・取組みの効果もあり、複数名が合格した。資格取得以外にも毎月仕事観や人生観についての冊子を読み、感想文を書いて意見交換する会を開催している。 |
株式会社 ワイケーエス (仲多度郡多度津町) | 【ウォーキングによる健康維持、増進】 ・香川県の「マイチャレかがわ! 企業対抗戦」等歩数を競うオンラインイベントに参加することで、体を動かすことを習慣化してもらうことや、「瀬戸大橋記念公園ウォーキング」などの実際に公園で歩くイベントに参加し、コミュニケーションの活性化を図った。 ・アプリではオンラインイベントの期間外でも歩数がわかるので、積極的に話題にして歩く意識を持ってもらっているほか、ウォーキングイベントには従業員の家族も参加可能とし、コミュニケーション作りにも役立っている。 ・アプリでの参加やイベントの参加が難しい人もいるため、社内掲示板で地域のイベントを紹介して興味を持って出かけて歩いてもらうように促した。 |
(五十音順・敬称略)
令和7年3月7日(金)香川県庁本館21階 特別会議室にて
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