令和02年06月02日
（公益社団法人 石川県薬剤師会より記事提供）
今回はお薬の飲み合わせについてのお話です。
お薬とお薬、お薬と食品には飲み合わせが悪いものがあり、薬の効果がなくなってしまう、または副作用が出やすくなるという話はご存じの方も多いと思います。
そのような事態を防止するために「お薬手帳」がありますが、最近は複数の診療所や病院にかかっている方が多くなってきています。中には医療機関ごとにお薬手帳を分けて使用されている方もいますが、そのような使い方では飲み合わせの確認ができません。
お薬手帳は1冊にまとめて、どこの医療機関や薬局にかかっても同じものを提示するようにしましょう。
また、「健康食品なら大丈夫」と思われている方もいますが、実は良くない組み合わせも数多く存在します。健康食品やサプリメントを始めようと思う方は、飲み始める前にかかりつけ薬剤師に相談することをお勧めします。
さらに一歩進んで、より安全に薬を飲むための方法を紹介します。
通院されている方は定期的に血液検査を行っていると思いますが、お薬の安全性や副作用、さらには飲み合わせの確認のために血液検査の結果が必要なものがあります。
病院や診療所でもらった検査結果は処方箋と一緒に薬局に提示することで、より確実に飲み合わせのチェックをしてもらえます。ぜひ検査結果も処方箋と一緒に薬局へ提示してください。
