「焼肉のやまかけ風」
1人前:284kcal、塩分1.5g
夏のエアコンによって起こる冷え症は、体調不良の原因となります。今回は、この時期、体に蓄積しがちな「冷え」を予防・改善するショウガ、シソ、牛肉を使ったレシピをご紹介します。スタミナを補って消化もよい主菜です。

<材料>(4人分)
- 牛肉(焼き肉用赤身) 300g
- レタス 4枚
- ヤマイモ 100g
- シソ 10枚
調味料
A :
- 醤油 大さじ3
- 酒 大さじ1
- みりん 大さじ2
- おろしショウガ 大さじ1
- おろしニンニク 小さじ1
- ごま油 大さじ1
<作り方>
- 牛肉はAのタレをもみこみ、20分ほどおいた後、フライパンで焼く。
- シソ5枚をみじん切り、5枚をせん切りにする。みじん切りにしたシソはすりおろしたヤマイモと混ぜる。レタスは一口大にちぎっておく。
- 器にレタスを敷き、1の肉を盛りつけ、2のヤマイモ、せん切りのシソを盛って、ポン酢を添える。
<おいしくヘルシー! そのポイント>
疲労回復には適量の汗を必要としますが、多量の汗をかいてしまうと、汗と一緒に活動に必要なエネルギーまでも流失し、かえって疲労や倦怠感といった症状がでます。また、エアコンによる不自然な寒さからも冷えの症状が現れ、息切れや食欲不振を起こすことが少なくありません。
香りや辛味の成分をもつニンニク、ショウガ、シソは冷えを改善します。牛肉は必須アミノ酸やミネラルが豊富です。栄養価が高いたんぱく源で、胃腸が冷えて疲れやすい人に良いとされています。また、消化酵素が豊富なヤマイモが消化を助けます。

堀 実佐子 プロフィール
国際薬膳師・日本国際薬膳師会副会長、「食養と暮らしの提案~和快」代表。1991年より国立北京中医薬大学日本校第一期生として中医食養学を学び、卒業後、国際薬膳師資格取得。2004年よりロート製薬株式会社福利厚生施設スマートキャンプ、2008年より同スマートキャンプ東京内「旬穀旬菜cafe」薬膳メニュー開発・監修、調理指導。