「鮭のムニエル レモンソース」
1人前 327 kcal、塩分0.9g
日々冷え込みが増すこの時期、身体は寒さを感じると体温の発散を防ぐために血管が収縮して血圧が上昇しやすくなります。そこで今月は血圧対策におすすめのレシピをご紹介。血圧低下作用があるDHAや血管を強くする良質なたんぱく質を含んだ鮭のムニエルです。
<材料> 2人分
- 生鮭 2切れ
- エリンギ 1本
- サラダ油 大さじ1
- 塩・こしょう 少々
- 生しいたけ 2個
- 小麦粉 少々
- ピーマン 1個
調味料
<作り方>
- 鮭に塩・こしょうをして5分くらいおき、水気をふきとり小麦粉をまぶす。エリンギとしいたけは食べやすく切る。
ピーマンは縦半分に切り、種とワタを取り除き、ひと口大に切る。
- フライパンにサラダ油を熱し、鮭を入れて両面に焼き色がつくように色よく焼いて器に盛る。
フライパンの空いているところにきのことピーマンも入れ、一緒に焼いて器に盛る。
- 2.のフライパンにバターを入れて弱火で熱し、うすいキツネ色になったらレモン汁を加える。ひと煮立ちさせて鮭にかける。

<おいしくヘルシー! そのポイント>
鮭に含まれるDHAには血圧低下作用があり、良質なたんぱく質が血管を強化します。また、レモンに含まれるカリウムが余分な塩分を排出すると同時に、酸味を効かせたソースで減塩ができます。また、付け合わせに、カリウムが豊富なきのこを一緒にソテーすることで、体内の塩分の排出効果も高めます。なお、塩鮭を使う場合は、1切れ(80g)あたり1.4gの塩分が含まれるのでにご注意ください(文部科学省 食品成分データベースより)。

土屋 史子 プロフィール
料理研究家・栄養士・雑穀エキスパートとしても活躍中。香川栄養専門学校栄養士科卒業。銀座プランタン料理講座で有名シェフや料理研究家の助手をつとめ独立。N H K「きょうの料理」の料理スタッフも経験。現在、少人数制の料理教室「F's Kitchen」(杉並区)を主宰する他、企業へのフードアドバイス、栄養指導、調理道具などの商品開発も手がける。昨夏発売の「《にんべん》のかつお節レシピ」(講談社刊)ではほとんどの料理を手がけている。身近な素材で誰でも簡単に作れるレシピが好評。