「ひじきと大豆の煮物」
1人前:68kcal、塩分0.7g
高血圧を予防するために、血圧上昇を抑える働きのある水溶性食物繊維をたっぷり含んだひじきと、消化吸収率の高いゆで大豆を組み合わせた簡単・和食レシピをご紹介します。このレシピでは、お好みの野菜を加えるなど、様々なバリエーションも楽しめます。作り置きして、毎日の食卓の一品としてご活用ください。

<材料> 4人分
- ひじき 20g
- 干しシイタケ 2枚
- ゆで大豆 80g
調味料
- ごま油 小さじ2
- だし汁 1カップ
- 砂糖 小さじ2
- みりん 小さじ2
- 醤油 大さじ1・1/2
<作り方>
- ひじきは水につけて戻し、2~3回すすいで水気を切る。干しシイタケも水で戻して石づきを取り、千切りにする。
- 鍋にごま油を熱し、ひじきを加えて磯臭さが抜けるまでよく炒め、シイタケも加える。
- 2.にだし汁を入れ、大豆を加えてしばらく煮る。材料に火が通ったら、砂糖、みりん、醤油を加えて、煮汁がほぼなくなるまで煮含める。
*このほか、ニンジンやサヤインゲン、シュンギク、油揚げなどを加えて具だくさんにしたり、セロリやトマトなどを加えて洋風のアレンジにしたり、このままサラダにのせたりしても、おいしくいただけます。

<おいしくヘルシー! そのポイント>
ひじきは血圧上昇を防ぐ水溶性の食物繊維が豊富で、体の熱を冷まします。また、ゆで大豆は消化を助け、血圧の降下を促します。大豆とひじきの組み合わせは、ひじきに含まれるミネラル分(カルシウムや鉄)を効率よく吸収できる点からもおすすめです。

堀 実佐子 プロフィール
国際薬膳師・日本国際薬膳師会副会長、「食養と暮らしの提案~和快」代表。1991年より国立北京中医薬大学日本校第一期生として中医食養学を学び、卒業後、国際薬膳師資格取得。2004年よりロート製薬株式会社福利厚生施設スマートキャンプ、2008年より同スマートキャンプ東京内「旬穀旬菜cafe」薬膳メニュー開発・監修、調理指導。