「セロリとホタテの塩麹炒め」
1人前:63kcal、塩分1g
禁煙をスタートさせると、誰もが襲われる離脱症状。「イライラする」「体がだるい」「口寂しい」といったときこそ、おいしいものを楽しんで味わい、気分転換を図りましょう。食事も、緊張緩和や興奮を鎮めるなどの作用がある食材を上手にとれば、離脱症状の緩和に役立ちます。

<材料>(4人分)
- セロリ 2本
- セロリの葉 少々
- ホタテ(貝柱) 6個
調味料
- 塩麹 大さじ1
- サラダ油 小さじ2
- 酒 少々
- 塩 少々
<作り方>
- セロリの茎の部分は筋をとり、4~5mmの斜め切りにし、塩麹をまぶしておく。セロリの葉は、一口大にざく切りにしておく。
- ホタテは横に2等分に切り、酒少々と塩少々を振っておく。
- フライパンにサラダ油を熱し、2のホタテの両面を焼き、一旦取り出す。
- 3のフライパンに1のセロリの茎を入れて手早く炒め、3のホタテを戻し、セロリの葉も加えて炒め合わせる。
<おいしくヘルシー! そのポイント>
精神の緊張を強いられる機会が多いと、寝つきが悪い、睡眠の質が悪い、動悸がする、喉が渇く、ほてりやのぼせなどの症状が出やすくなります。そんなときは体の根源的なエネルギーである「気」のバランスを整える食材がおすすめです。セロリは気のたかぶりを鎮めてくれる野菜で、独特の香りが神経の緊張をやわらげ、食欲増進にも一役買います。ホタテは交感神経抑制作用があるタウリンを豊富に含む食材で、セロリと相乗効果を発揮します。

堀 実佐子 プロフィール
国際薬膳師・日本国際薬膳師会副会長、「食養と暮らしの提案~和快」代表。1991年より国立北京中医薬大学日本校第一期生として中医食養学を学び、卒業後、国際薬膳師資格取得。2004年よりロート製薬株式会社福利厚生施設スマートキャンプ、2008年より同スマートキャンプ東京内「旬穀旬菜cafe」薬膳メニュー開発・監修、調理指導。