
健康を守るために必要な野菜摂取目標は1日350g以上とされています。1食分(約120g)の野菜も、温野菜なら比較的食べやすい量になります。豚肉と合わせると栄養バランスもよくなり、食卓に彩りを添えるメニューとなります。 |
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<胡麻ドレッシング>
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小かぶは皮をむいてくし形に切る。かぼちゃは皮をつけたまま薄切りにする。玉ねぎはくし形に切る。にんじんは一口大の乱切り、ブロッコリーは小房に分ける。しめじは石づきを取って房を分けておく。 |
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鍋に水を入れ、火が通りにくいにんじんを入れて約5分ゆでてから、他の野菜を加えてさらに約4分ゆでて、ゆであがった順に野菜を取り出す。 |
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野菜を取り出した鍋に豚薄切り肉を入れてゆで、肉に火が通ったら取り出す。 |
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胡麻ドレッシングは、全材料を混ぜ合わせて作る。作るのが大変なときは、市販の胡麻ドレッシングを利用してもよい。 |
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器に野菜と豚薄切り肉を盛りつけ、胡麻ドレッシングを添える。 |

緑黄色野菜とその他の野菜をバランスよく
国民の健康の増進に関して基本的な方向や目標を定めた「健康日本21(第二次)」では、野菜の摂取目標量は1日350g以上とされています。
野菜には抗酸化作用の強いβ-カロテンを多く含む緑黄色野菜と、その他の野菜があります。目安として「1食当たり約120gは、緑黄色野菜を約40g、その他の野菜を約80g」というようにバランスをとると、栄養面だけでなく彩りも楽しむことができます。
生野菜だと皿大盛りになりますが、温野菜にすると比較的食べやすい量になります。

左:125gの生野菜 右:125gの温野菜

ブロッコリーは、主に花のつぼみ(花蕾)の部分を食べるアブラナ科の野菜で、ほぼ1年を通して食べられます。アブラナ科の野菜は栄養価が高く、抗酸化作用のある成分を含み、がん予防や老化防止に有効です。
ブロッコリーは、カリウム、β-カロテン、ビタミンK、葉酸、ビタミンCを豊富に含んでいます。カリウムは高血圧予防、ビタミンKは骨粗鬆症予防、葉酸は貧血予防、β-カロテン・ビタミンCは抗酸化作用があり、さまざまな生活習慣病予防に効く栄養素をたっぷり含んでいます。
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[レシピ考案・監修] 相模女子大学短期大学部食物栄養学科 准教授 |