平成20年4月から、国のメタボリックシンドローム対策に伴い、医療保険者に特定検診・特定保健指導の実施が義務付けられ、目標値も定められました。
協会けんぽでは、加入者の皆さまの健康増進のため、生活習慣病予防健診の受診を一層推進しておりますが、生活習慣病予防健診を利用せず、労働安全衛生法の定期健康診断を利用されている事業主様に対しては、定期健康診断の結果データの提供を求めております。
協会けんぽが事業主様に対して定期健康診断の結果データの提供を求めることは、「高齢者の医療の確保に関する法律」で定められており、事業主様が協会けんぽにデータを提供しても責任を問われることはございません。
また、皆さまからご提供いただく定期健康診断の結果データは、国民の健康寿命延伸のため、医療保険者が医療・健診情報の分析に基づき行う「データヘルス」に必要不可欠なものです。
○ 定期健康診断の結果データをご提供いただきますと、生活習慣病予防健診を受診していなくても、協会けんぽ栃木支部の保健師、管理栄養士によるメタボリックシンドロームに着目した特定保健指導(PDFファイル)を無料で利用できます。
○ 国が定めた特定健診の実施率及び特定保健指導実施率の目標を達成することで後期高齢者支援金の負担率が抑えられ、健康保険料率の上昇の抑制につながります。
○ 定期健康診断の結果データの提供の依頼は、「高齢者の医療の確保に関する法律(昭和57年法律第80号)に基づくものです。
○ 事業主様が協会けんぽにデータを提供しても「個人情報の保護に関する法律」(平成15年法律第57号)に関して責任を問われることはございませんし、労働者本人の同意は不要です。
①協会けんぽに加入しているご本人(被保険者)
②40歳から74歳までの方
※年度内に生活習慣病予防健診を受診されている方、又は受診予定の方を除く。
①基本データ
健康保険証の記号・番号や氏名(カナ)など、協会けんぽの加入者であることを特定できる情報
②検査項目
身長、体重、BMI、腹囲、血圧、脂質(中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール)、
空腹時血糖(又はヘモグロビンA1c)、肝機能(GOT、GPT、γ-GTP)、尿検査(尿糖、尿たんぱく)
③問診票
服薬歴、喫煙歴
定期健康診断の結果データをご提供いただくにあたっては、以下の3つの方法があります。
事業所様が実施した定期健康診断(事業者健診)結果を健診機関から取得できるようにするため、
「データ提供依頼書(同意書)」の提出をお願いしております。
(現在のところ、約2,500事業所から提出していただいております。)
1. 事業主様より、定期健康診断の結果データの提供に関するデータ提供依頼書(同意書)(PDFファイル)
を協会けんぽ栃木支部へご提出いただきます。
2. 健診機関より協会けんぽ栃木支部に健診結果を提供していただきます。
事業所様からご提出いただきました「データ提供依頼書(同意書)」に基づき、協会けんぽ栃木支部から
受診された健診機関へ、データの作成依頼を行っております。
「データ提供依頼書(同意書)」に記載されている健診機関全てに協力をお願いしているところです。
→「データ提供依頼書(同意書)」の提出によりデータ提供が可能な健診機関はこちら
3. 保健指導、健康相談のご希望をいただいた事業主様には、協会けんぽから日程調整のご案内をいたします。
健診機関へデータの作成の協力をお願いしているところではございますが、健診機関によっては、データ化できない場合があります。
その場合は、「データ提供依頼書(同意書)」をご提出していただいたとしても、協会けんぽ栃木支部から事業所様へ紙媒体でのご提供をお願いする場合がございます。
協会けんぽのホームページより、データ作成用のツールをダウンロードしていただき、ツールを使用して、対象となる方の健診結果を入力していただきます。
定期健康診断の結果データをご提出いただくまでの流れはこちら(PDFファイル)をご覧ください。
データ作成用のツールダウンロードはこちらをご覧ください。
入力していただいたデータをCD-Rに収録いただき、協会けんぽ栃木支部までご提出ください。
全国健康保険協会 栃木支部 保健グループ
TEL 028-616-1695