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北海道支部

協会けんぽ北海道支部は喫煙率低減に取り組んでいます!


北海道は喫煙率が全国で最も高い地域となっており、協会けんぽ北海道支部としても加入者の皆さまの健康増進のため、積極的に喫煙率低減の取組みを行っています。
禁煙についてご理解を深めていただくとともに、加入者・事業主の皆さまのご協力をお願いいたします。


たばこと健康について


1.たばこの基礎知識

たばこにはさまざまな形態があり、世界の各地で用いられていますが、どのたばこも葉たばこが材料となっています。たばこにはニコチンが含まれるだけでなく、乾燥・加工の過程ではニコチンの分解産物などが混ざります。また、状況によっては耕作時の農薬などが残っている可能性があります。たばこの煙の中では様々な「燃えかす」が生成され、これらは気体成分と微粒子成分に分けることができます。「燃えかす」の中には、タールとして存在するような不完全燃焼の過程で生成される中間産物的な化合物が無数に含まれるほか、一酸化炭素・ニコチンといった身体に悪影響を及ぼす物質が含まれています。

 

2.喫煙による健康影響

たばこを吸うことによる健康影響には、煙が直接触れる口や喉や肺以外にも、ほぼすべての臓器が害を受け、引き起こされる疾病は増加しています。がん、循環器、呼吸器の疾病は広く知られていますが、手術の際の創傷部位の治癒の遅れや術後の呼吸器合併症の増加、骨粗鬆症や大腿部頚部骨折の増加、歯周病、白内障や失明の原因となる加齢性黄班変性など幅広く影響します。
また女性の喫煙は、妊娠する能力の低下、早産や胎児の成長が制限されたり低出生体重の原因となります。

 

3.喫煙と生活習慣病

たばこは、高血圧、脂質異常、糖尿病と並ぶ、動脈硬化の独立した危険因子であり、血管をボロボロにする張本人です。また、たばこに含まれる有害物質は、糖代謝や脂質代謝異常を引き起こすため、糖尿病やメタボの発症リスクも高くなります。とくに喫煙とメタボが重なると動脈硬化が進みやすく、心筋梗塞や脳卒中の発症リスクが増大します。

 

4.禁煙による健康改善

長年たばこを吸っていても、禁煙するのに遅すぎることはありません。また禁煙は病気の有無を問わず健康改善効果が期待できるので、病気を持った方が禁煙することも大切です。禁煙すると24時間で心臓発作のリスクの低下がみられますが、その後比較的早期にみられる健康改善には、せきやたんなどの呼吸器症状やインフルエンザなど呼吸器感染症にかかる危険が低下することがあげられます。禁煙後早ければ1ヵ月たつと、せきや喘鳴などの呼吸器症状が改善します。また免疫力が回復して、かぜやインフルエンザなどの感染症にかかりにくくなります。

 

5.たばこ規制・対策

日本において2000年からの健康日本21《第1次》以降に実施された主なたばこ規制・対策には、2003年の受動喫煙の防止に関わる健康増進法の施行、2006年の禁煙治療に対する保険適用、2010年の国民の健康を守る観点からのたばこ税・価格の引き上げ(1箱110円程度の値上げ)、2010年の神奈川県受動喫煙防止条例の施行、2013年の兵庫県受動喫煙防止条例の施行があります。このようにたばこ規制・対策には一定の進展がみられますが、2005年に発効したWHO「たばこ規制枠組条約」において求められている内容と比較すると、まだ十分でない点が多く、今後のさらなる取り組みが必要です。

 

6.受動喫煙防止

「受動喫煙」とは文字通り、「受け身」の「喫煙」です。自分がたばこに火をつけて吸うのではなくても、他人の吸っているたばこの煙を吸ってしまうことが「受動喫煙」です。「受動喫煙」で吸ってしまう煙には下記の二種類があります。
・たばこ(フィルター側ではなく火がついているほう)から立ち上る煙=『副流煙』
・喫煙する人がフィルターなど吸い口を通じて吸い込んだ煙を吐き出した煙=『呼出煙』
これらの煙の成分に含まれるタールの中には、化学物質単独としてヒトでの発がん性のある物質と認定されているものが多く含まれています。室内でのたばこの煙は嫌だけど仕方がないものという時代は確実に終わりつつあります。特に受動喫煙については、好き嫌いやマナー・嗜好の問題では済まされない問題です。健康影響・煙の成分について知るとともに、意識して煙を避ける方法を見つけることが必要です。

 

7.禁煙支援

近年は多くの施設が禁煙となり、喫煙者の皆さんにとって肩身の狭い時代となってきました。そんな中で心の中に少しずつ禁煙に対する関心が芽生え始めている方も多くなっています。
「禁煙はしたい。たばこが身体に悪いこともわかっている。でもなかなか踏み切れない。」そんな気持ちを持っている喫煙者の方は多いはずです。まず皆さんが禁煙を開始するときに「今後一生禁煙しよう!」と思うことをやめましょう。
長期的な目標を最初から持つと、途中で疲れてしまいます。禁煙は失敗してもなんの損もありません。禁煙に失敗したからといってその瞬間に病気になったりする訳でもありません。元の喫煙者に戻るだけの話です。失敗を恐れず「とりあえずやってみる」という気持ちで気楽に実施しましょう。また、禁煙するときに不安になるのが「離脱症状」。吸いたい気持ちが何度も訪れてイライラが積もり、たばこをやめたほうが逆にストレスが溜まって身体に悪いんじゃない?と思われる方も多いはずです。禁煙したときに吸いたい気持ちがでるのは「たばこを吸わないことが普通」の状況になるための症状で、よくなっていくための経過だと思いましょう。

 

参照:e-ヘルスネット(厚生労働省)


広報物のお問い合わせ

ご入り用の場合は担当までお問い合わせください。

【担当】全国健康保険協会北海道支部 企画グループ

TEL:011-726-0364



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