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肝炎ウィルス検査を受けてみませんか?

ウィルス性肝炎(A型・B型・C型)をご存じですか?

 ウィルス性肝炎には、A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎、D型肝炎、E型肝炎があります。
 D型肝炎、E型肝炎は、日本人にはほとんどみられません。海外の限られた地域に発症がみられるウィルス性肝炎です。
 そこで、A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎について、どのような病気か確認してみましょう。

 

A型肝炎

1.どんな病気?

 A型肝炎ウィルスが原因で肝臓に炎症を起こす病気です。
 A型肝炎ウィルスに感染すると、2~6週間の潜伏期を経て、急性肝炎を発病します。熱っぽい、体がだるい、食欲がなくなるなどの症状がおこり、やがて黄疸がでてきます。大部分が経口感染です。
 発病後1~3か月で完治し、慢性化することはありません。劇症肝炎になるケースもまれです。高齢者における感染では、重症になる場合もみられます。
 しかし一度A型肝炎ウィルスに感染すると体内に抗体ができるため、二度と発病することはありません。

  

2.どうしてなるの?

 A型肝炎ウィルスは、患者の糞便に混じったウィルスに汚染された食物や水が口から入ることによって感染します。衛生状態の悪い国を旅行中に感染するケースが多く、また日本では貝などの生ものを食べて感染した例が最近報告されています。

 

3.生活習慣改善アドバイス

 A型肝炎ウィルスは熱に弱いため、十分に火の通った食物を摂り、生水を控えることで予防できます。とくに海外旅行でA型肝炎ウィルス多発地帯へ行く場合は注意が必要です。日本では冬から春にかけてA型肝炎ウィルスが発生しやすい季節なので、とくに貝類などの生ものを避けるようにしましょう。

●食器は煮沸消毒をしましょう

●手洗いの励行で感染防止を心がけましょう

 

  

B型肝炎

1.どんな病気?

 B型肝炎ウィルスが原因で肝臓に炎症を起こす病気です。
 B型肝炎ウィルスに感染すると、1 ~6か月で発病し、最初は風邪や急性胃腸炎に似た症状がおこり、やがて黄疸がでてきます。大人になってから感染した場合は大部分が2~3か月で治ります。
 また、B型肝炎は母親からの垂直感染(産道感染)や乳幼児期の水平感染(院内感染など)でウィルスが体内に入った場合は、ほとんどの人が成人になるまで発病しないキャリア(ウィルス保持者)のまま過ごします。しかし、このうち1~2%の人だけは発病して慢性肝炎に移行します。

 

2.どうしてなるの?

 B型肝炎ウィルスは、輸血など血液を媒体とした感染や性行為などによる水平感染や母親から垂直感染(産道感染)などで感染します。
 現在では予防ワクチンが用いられて効果を示し、治療にはインターフェロンや核酸アナログ製剤が有効といわれています。

 

3.生活習慣改善アドバイス

 感染を防ぐには、輸血は日本国内ではスクリーニング体制が強化されているためかなりリスクは減りましたが、海外の輸血などに注意し、歯ブラシやかみそりの共用など血液に触れる行為は避ける等注意が必要です。また、性行為でも感染するので必ずコンドームを使うようにしましょう。
 母子感染を防ぐためには、妊娠時にキャリアかどうかの検査を受けて対処することが大切です。

 

C型肝炎

1.どんな病気?

 C型肝炎ウィルスが原因で、肝臓に炎症を起こす病気です。
 C型肝炎ウィルスは輸血など血液を介して感染します。感染すると2週間~6か月間の潜伏期を経て急性肝炎を発病したり、もしくは徐々に発病する場合があります。最初は体のだるさ、発熱、食欲不振など風邪に似た症状で始まることが多いのですが、症状が軽かったり、自覚症状がまったくないこともある病気です。
 感染すると急性肝炎が治っても、ウィルスキャリアとなって慢性肝炎に移行する割合が6割以上と高く、劇症肝炎になる場合も少なくありません。日本ではC型肝炎ウィルスの感染からの慢性肝炎、肝硬変、そして肝臓がんに進行する確率が高いことが知られています。

 

2.どうしてなるの?

 C型肝炎ウィルスは、輸血や注射針の共有など血液を介して感染します。以前は感染原因の大半が輸血によるものでしたが、最近では献血などの血液のチェック体制が整ってきたので、輸血や医療によって感染する可能性はほとんどなくなりました。出産時の母親から子供への感染(垂直感染)や性感染の可能性もありますが、B型肝炎ウィルスほど感染力は強くありません。
 治療にはインターフェロンの他、インターフェロンフリー治療も有効といわれています。

 

3.生活習慣改善アドバイス

 感染を防ぐには、輸血は日本国内ではスクリーニング体制が強化されているため、かなりリスクは減りましたが、海外の輸血などに注意し、歯ブラシやかみそりの共用など血液に触れる行為は避ける等注意が必要です。また、性行為でも感染するので必ずコンドームを使うようにしましょう。
 母子感染を防ぐためには、妊娠時にキャリアかどうかの検査を受けて対処することが大切です。

 早期発見が鍵です!

 肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、病気が進行するまではっきりした症状が出てきません。だるく熱っぽい、胃腸がおかしい、黄疸など肝炎が疑われる症状があれば早急に専門医を受診することが大切です。また、女性は妊娠時には必ず、肝炎ウィルスに感染していないかどうか調べる検査を受けましょう。

 

 全国健康保険協会管掌健康保険の

肝炎ウィルス検査を受けてみませんか?

 

 

 肝炎対策の一環として、生活習慣病予防健診を受診される被保険者の方で、希望される方に肝炎ウィルス検査を実施しています。

 

 

(1) 肝炎検査が受けられる方

①一般健診を受けることのできる方
②一般健診の検査結果において、GPT値が36以上であった方に対し、希望により行い
 ます。

 ( 但し、過去にC型肝炎ウィルス検査を受けたことがある方を除く。)

 

(2) 結果の通知

検査終了者に対し、「全国健康保険協会管掌健康保険生活習慣病予防健診結果通知票」
と併せて通知されます。