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バイオシミラー(バイオ後続品)の使用促進について

バイオ医薬品とバイオシミラー(バイオ後続品)とは


 バイオ医薬品とは、バイオテクノロジーを応用して生産されたたんぱく質を有効成分とする医薬品です。近年、がんや難病の領域を中心に、それまでの科学合成品を中心とした薬物療法等において有効な治療法のなかった疾患に対して、革新的な治療効果をもたらすバイオ医薬品が登場するようになり、医療現場で広く使用されるようになっています。バイオ医薬品は、化学合成によって製造される医薬品と比べて、遺伝子組換え技術や細胞培養技術等の最先端技術を用いて開発され、膨大な開発費用を要することから、一般的に薬価が高額となっています。現在、バイオ医薬品は世界の医薬品売り上げの3割以上を占めており、今後もバイオ医薬品市場は拡大すると思われ、薬剤費増加の一因となっています。

 そうした中、医療費適正化の観点からバイオシミラー(バイオ後続品)の使用促進の取組が始まっています。バイオシミラーとは、国内で既に承認された先行バイオ医薬品の特許が切れた後に他の製薬会社から販売されるバイオ後続品で、先行バイオ医薬品と同等/同質の品質、安全性、有効性を有しています。バイオシミラーは、先行バイオ医薬品と効果や安全性はそのままで、先行バイオ医薬品の5~7割程度の薬価に留まるため、お財布に優しいバイオ医薬品となっています。市場拡大するバイオ医薬品の薬剤費を抑制する手段として、バイオシミラーが注目されています。

(関連リンク)


協会における取組


 2023(令和5)年に厚生労働省が第4期医療費適正化計画の基本方針を定め、バイオシミラー(バイオ後続品)について、2029(令和11)年度末までにバイオシミラーに80%以上置き換わった成分数が全体の60%以上にするという目標や、目標を達成するための保険者や医療関係者との連携について規定されました。
 これを受け、協会けんぽにおいても、医療費適正化を図る観点から、バイオシミラーの使用促進に取り組んでいます。

    2024(令和6)年度

 10支部(青森、福島、新潟、石川、福井、静岡、大阪、愛媛、福岡、宮崎)において、バイオシミラー使用促進のためレセプトデータの分析 を行い、医療機関へのバイオシミラー使用の働きかけを行うパイロット事業(以下「2024年度パイロット事業」)に取り組みました。

 2024年度パイロット事業では、協会けんぽ加入者のレセプトデータから地域や医療機関ごとのバイオシミラー使用状況を分析し、その分的結果をもとに10支部の職員が計36の医療機関に訪問の上、バイオシミラー使用の取組状況や課題についてのヒアリングや意見交換を行いました。

(関連リンク)
 2024.9.11 協会けんぽの理事長と日本バイオシミラー協議会の理事長が対談しました。

    2025(令和7)年度

 2024年度パイロット事業で得られた知見を踏まえ、バイオシミラー使用促進の働きかけを行う事業を47都道府県の全支部で実施します。バイオシミラーの使用促進のためには、医療機関や関係団体などの理解や協力が必要となることから、2024年度パイロット事業での医療機関との意見交換等を踏まえ、より効果的なレセプトデータの分析を行い、医療機関や関係団体への働きかけを実施してまいります。
 
 協会けんぽでは、2025年度事業計画において、「バイオシミラーに80%以上置き換わった成分数が全体の成分数の21%以上とする」という目標を掲げております。本事業に取り組むことにより、目標達成を目指してまいります。




【お問い合わせ先】
全国健康保険協会 本部 企画部 企画グループ
電話 03-6680-8399
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