メールマガジンvol.158(2023.12.11配信)
┏☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★┓★ ☆┃ 協会けんぽ静岡支部メールマガジン(令和5年12月11日配信vol.158) ┃☆ ★┗★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆┛ 協会けんぽの山﨑です。 今月もあとひと月となりました。寒さも増し、この季節になると乾燥も気になりますよね。今回は肌の健康維持に役立つビタミンCを含む「セロリ」についての情報をお届けします。◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 「セロリ」ではなく「セルリー」?◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 香りが独特なセロリは、古くからヨーロッパに広く自生していた植物です。古代ギリシャ・ローマ時代には、主に薬や香料として使用されており、食用とされはじめたのは17世紀ごろと言われています。また、日本で本格的に食べられるようになったのは、食生活が洋風化した第二次世界大戦後だそうです。 「セロリ」という名前はセロリの英語名である「Celery」からきていて、フランス語の発音から日本でも生産地や地域によっては、「セルリー」と呼ばれています。また、和名で「オランダみつば」です。◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 静岡県はセロリの生産量全国2位!◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 静岡県はセロリの名産地であり、生産量がなんと全国2位(令和2年)です。旬の季節は生産量全国1位の長野県では夏から秋にかけて、静岡県では冬から春にかけてです。 静岡県では特に浜松を中心に栽培されています。セロリは寒すぎず涼しいところを好むため、冬でも太陽が出ている時間が長く暖かい浜松での生産が盛んとなっているようです。 そんなセロリは野菜の中でも生育期間が長く、種をまいてから実際の収穫までに約半年もかかります。さらに病気になりやすく、暑さや寒さ、乾燥にも弱いため栽培が難しい野菜の一つなのです。◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ セロリの栄養◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ セロリは90%以上が水分でできていますが、食物繊維やカリウム、各種ビタミン類など様々な栄養素も含んだ野菜です。セロリに含まれるビタミンCは強い抗酸化作用があり、老化の原因である活性酸素を抑制してくれます。そのためアンチエイジングに効果的です。 食物繊維:便通の改善、急激な血糖値上昇の抑制 ビタミンB1:代謝の促進 ビタミンC:肌のハリや潤いの維持 カリウム:血圧上昇やむくみの予防◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ セロリの香りの効果◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ セロリは独特の香りがあり、好みが分かれる野菜のひとつですが、その香りの正体は不眠やイライラに効果が期待できる「アピイン」や「セネリン」という精油成分なのです。 シャキッとした食感を生かして生のまま召し上がるセロリスティック等も人気ですが、肉や魚のにおい消しとしても効果的な野菜です。焼き料理や煮込み料理に加えれば、香りのアクセントになり味を引き立たせてくれるのでおすすめです。 サラダとしてはもちろん、煮込み料理の隠し味など様々な方法で取り入れることができるセロリ。なかなか召し上がる機会がない方もぜひ静岡のセロリを召し上がってみてはいかがでしょうか。