令和05年04月28日
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┃ 協会けんぽ静岡支部メールマガジン(令和5年4月10日配信vol.150) ┃
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陽気に満ち、小鳥の囀りが軽やかに耳に響く頃となりました。広範囲で平年より早い開花を迎えた桜はすでに落花盛んな地域も多いようですが、いよいよ春本番です。二十四節気においては「清明(万物が清く明るく生き生きと見える時季)」に該当し、一年で最も華やかな季節だとされます。まさに春爛漫ですね。
今回は、そんな春を象徴する食材のひとつ「キャベツ」についてお届けします。
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キャベツの歴史
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キャベツはケールから派生した野菜のひとつで、紀元前600年頃には食用として栽培されていたと考えられています。古代ローマの百科全書『博物誌』にキャベツの効能に関する記載があるなど、古くからその薬効に目を向けられていたようです。
日本には江戸時代末期に渡来しましたが、非結球性(葉菜類における分類で、葉が広がっているもの)だったことから当初は食用ではなく観賞用の植物として扱われていました。そもそも日本は衛生上の問題から薬味や西瓜といった一部を除いて生野菜を食べる習慣がなく、後に始まった食用としての栽培も外国人居留地を対象としたものだったそうです。しかし、明治時代中頃にとある洋食店がポークカツレツ(とんかつ)にキャベツの千切りを添えて提供したところ大好評となり、とんかつの普及と共にキャベツの生食が浸透したとされています。
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静岡市はキャベツ消費量日本一!
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国内生産量のおよそ20%を愛知県が占めるキャベツですが、都道府県庁所在地別1世帯当たりの年間購入数量(令和3年度)日本一に輝いたのは静岡市だそうです。購入金額も全国2位を誇ることから、静岡市は知られざるキャベツ大消費地と言えますね。
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キャベツの栄養素
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日に日に華やぐ春を満喫するためにも、今が旬のキャベツで胃腸を労わってみてはいかがでしょうか。