令和05年06月30日
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┃ 協会けんぽ静岡支部メールマガジン(令和5年6月12日配信vol.152) ┃
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入梅とともに憂鬱な空模様が続き、梅雨の晴れ間には太陽の有難みをしみじみと実感します。湿度だけが急激に高まる梅雨時期は発汗による体温調節が十分に機能せず、頭痛や食欲不振、むくみやだるさといった体調不良が現れやすくなるそうです。日照不足も相まって気分が落ち込み、溜め込んだストレスや疲労が表面化しやすい時期でもありますので、湯船にゆっくり浸かるなどして身体を労わりましょう。
今回は、そんな梅雨の体調不良に効果的な「桃」についてお届けします。
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桃は長寿の象徴?
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桃は七福神の一柱である寿老人が手に持つ果物であり、長寿の象徴とされています。日本では桃の節句や桃太郎説話により魔除けの印象が強いですが、原産地である中国において、桃にまつわる逸話といえば西王母説話です。伝承によると、西王母という不老不死を司る女神が管理する蟠桃園では三千年に一度、食べた者に長寿を授ける仙桃が実るといいます。「三千年の桃(非常に珍しく、めでたいもの)」という慣用句の由来となった説話ですね。この説話が四大奇書のひとつ『西遊記』をはじめとした数々の書物に取り上げられたことで広く浸透し、桃は年画(春節に飾られる民間絵画)に描かれるほどの長寿の象徴として定着しました。
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早出し桃といえば「長田の桃」
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本来の旬より一足早く、5月下旬頃から市場に並び始める「長田の桃」は全国トップクラスの早出し桃です。桃にはみかん同様、開花から収穫までの日数が短い早生品種が存在し、開花が早い温暖な地域では通常よりも1〜2か月程早く収穫を迎えることができます。長田地区は桃の栽培に適した水はけのよい土壌(砂地)と温暖な気候を兼ね備えており、明治30年頃から栽培が始められたとされる伝統的な桃の産地なんですよ。
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桃の栄養素
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梅雨の体調不良を夏に持ち越さないよう、健康効果満載の桃で美味しく対策していきましょう!