平成30年03月15日
こんにちは。保健師の荒尾です。
春といえば、別れもあり出会いもあり、いろんな気持ちが交錯する季節でもありますね。
とはいえ、4月からは新しい年度がスタート!気持ち新たにお仕事も頑張っていきましょう。
さて、30年度はどんな一年にしようか、会社でも個人的にも色々考えられているところ
ではないでしょうか。ところで、皆さん大事なことをお忘れではないですよね?
そうです・・それは、「健診」です。
そもそも、日本で会社の「健診」が始まったのは、今から100年以上前の明治44(1911)
年の「工場法」₍※1₎がきっかけと言われています。目的は国民病であった結核対策。その後、
人間ドックに、特定健診、特定保健指導など、「病気になる前に予防をする」ということを重
視した健診など、100年前の感染症対策からメタボリックシンドローム対策へと健診事業は
時代とともに大きく変わってきました。
※1
工場労働者の保護を目的とした日本の法律。一般工場における毎年1回の定期健康診断の実施、12歳
未満の者の就労禁止、12時間労働制など規定。昭和22(1947)年に労働基準法が施行されたことに
より廃止。
労働安全衛生法(第66条)では、「事業者は労働者に対し健診を行わなければ
ならない」と、経営者には健診を行う義務が定められています。年に1回は健診を行い、
社員の健康状態にも配慮するなど、「健康経営」をしていくことで、社員が元気になり、そし
てその元気が会社の元気につながり、皆さんの職場もより一層活性化され、会社の発展へと
つながってくることと思います。これからでも遅くありません。
是非、年間計画に「健診」を組み込んでみてください。
【健診は受けたあとも大事です】 |
協会けんぽでは、一般健診(定期健康診断)項目にがん検診(胃・肺・大腸)項目がプラス
された「生活習慣病予防健診」の費用助成を行っています。
ご本人様負担額は7,038円(通常約2万円)。
この3月から平成30年度(平成30年4月から平成31年3月までの受診)の健診申込みを受け付けております。
年間計画を立てられましたら、医療機関へ「生活習慣病予防健診」のご予約を取り、申込書に
必要事項を記載の上、協会けんぽ鳥取支部保健グループまで、お申込みください。
受診できる医療機関は県内19か所あります。詳しくはこちらをご覧ください。
皆さんのお申し込みをお待ちしております!
保健師 荒尾 ゆみ子