BDHQの分析結果について
事業所×協会けんぽ×龍谷大学連携による食事改善コラボヘルス
〇協会けんぽ大阪支部では毎日食べる食事に着目し、2017年から2018年にかけて、1,418名にBDHQという質問紙を用いた食事チェックテストを実施いたしました。
〇食事チェックテストの結果、多くの加入者が課題としている栄養素を把握し、具体的に栄養改善にお役立ていただくため、龍谷大学の宮崎由子教授に依頼し、 分析結果を日本栄養改善学会で発表いたしました。
〇加入者の皆様の今後の健康づくりのご参考に、分析結果の一部をご紹介いたします。詳しい内容につきましては、下記 「詳細」からご覧ください。
<記載内容>
①過不足のある栄養素について、特に過不足者が多かったのが次の3つの栄養素でした。
栄養素 | 過不足 | 過不足があった人の割合 |
食塩摂取量 | 過剰 | 97% |
総食物繊維摂取量 | 不足 | 95% |
カリウム摂取量 | 不足 | 73.8% |
②BMIと栄養素摂取量の関係については、以下のような関係がありました。
栄養素摂取量 | 体格別(BMI)比較結果 |
食塩摂取量 | やせ群・標準群 | 肥満群の方が過剰 |
総食物繊維摂取量 | やせ群 | 標準群の方が不足 |
カリウム摂取量 | やせ群 | 標準群・肥満群の方が不足 |
③回答頂いた方の食べ方の傾向を、3つの食事パターンの分類することができました。
食事パターン名 | 食べ方の傾向 | 食べ方別対象者の傾向 |
副菜型 | 野菜・きのこ・豆腐を多く摂取する | やせ群、女性、50歳以上に多かった |
麺スープ型 | うどん・ラーメンなどの麺類を多く摂取する | 肥満群、男性、20歳代に多かった |
魚類型 | 魚類を多く摂取する | 男性、50歳以上に多かった |

