令和05年11月20日
現在一部のジェネリック医薬品におきまして、供給不足や欠品が生じており、切り替えを希望されても難しい場合があります。切り替えを希望される方は、医療機関や薬局とよくご相談ください。
こういった状況を改善するために、関係機関が様々な取り組みを行っています。詳しくは下記URLをご参照ください。
◆『教えて!薬のこと~供給について~』(大阪府健康医療部生活衛生室薬務課)
https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/22138/00321690/gazou.pdf
◆『ジェネリック医薬品に対する信頼の回復に向けた当協会の取り組み』(日本ジェネリック製薬協会)
https://www.jga.gr.jp/effort.html
ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、新薬(先発医薬品)と有効成分・効能が同等であると国が認めている安価なお薬です。ジェネリック医薬品へ切り替えていただくことで、加入者の皆様のお薬代の軽減や健康保険財政の改善につながります。
新薬に比べて研究開発費用を大幅に抑えることができたためです。新薬の開発には、期間で10年~15年、開発費用も数百億円の資金が必要であるといわれており、このコストが新薬の価格にも含まれています。
一方で、ジェネリック医薬品は、新薬の特許期間が過ぎたものであるため、開発期間や開発コストが抑えられており、価格を安く設定することができるようになっています。
ジェネリック医薬品は、新薬と同一の有効成分を含んでおり、効き目や安全性も新薬と同等であると国(厚生労働省)が認めております。(新薬と同等に試験も実施済※)
※行われている試験(出展:日本ジェネリック製薬協会ホームページ)
◆溶出試験
新薬と同じくらいに有効成分が体内で溶け出すかを調査する試験
◆生物学的同等性試験
新薬と同じ速さ同じ量の有効成分が体内に吸収されるかを比較する試験
◆安定性試験
品質が気温・湿度に影響されないかどうか、長期に保存しても変化がないかどうかを確認する試験
また、医薬品メーカーによってお薬の形や味を改良し、飲みやすいように製造工夫が図られています。
◆かかりつけ医や薬剤師に「ジェネリック医薬品に変更できますか?」と相談しましょう。
◆「ジェネリック医薬品希望シール」を保険証やお薬手帳の余白部分に貼って、病院や薬局受診の際に提示しましょう。
【ジェネリック医薬品希望シール】
ガンバ大阪版
セレッソ大阪版
協会けんぽ大阪支部は、Jリーグクラブ「ガンバ大阪」「セレッソ大阪」と共同で「ジェネリック医薬品希望シール」を作成しました。ご希望の方にはご自宅や事業所までお送りしますので、下記のお問合せ先までご連絡ください。
※保険証に貼る場合は、印字された文字に重ならないようにご注意ください。
政府目標で令和5年度末までにジェネリック医薬品の使用割合を80%以上とする目標が掲げられています。協会けんぽ大阪支部では、令和5年5月時点でついに使用割合が 80.0%に到達しました!これは長年にわたる加入者および医療関係者の皆さまのご協力があってこその結果です。
今後も協会けんぽ大阪支部は使用割合80%をさらに高めるべく、引き続き加入者の皆さまにジェネリック医薬品に関する広報活動を行ってまいります。医薬品の供給不足が続く中ではありますが、加入者の皆さまにおかれましては、引き続きジェネリック医薬品の使用にご協力をお願いいたします。
・ジェネリック医薬品使用割合の推移(平成31年4月~令和5年7月)
◆ 都道府県別ジェネリック医薬品使用割合(令和5年4月診療分)[PDF]
◆ 市区町村別ジェネリック医薬品使用割合(令和5年4月診療分)[PDF]
・協会けんぽ加入者の都道府県別診療種別と市区町村別診療種別のジェネリック医薬品使用割合を掲載しております。
参考資料としてぜひご覧ください。
ジェネリック医薬品の使用促進のための事業の一環として、薬剤分類別にジェネリック医薬品実績リストを取りまとめ、医薬品総数量上位100医薬品(後発医薬品あるもの)について掲載いたしました。
本リストは
・大阪府内に所在する医療機関や薬局での処方実績(令和5年4月診療分のレセプト)に基づいて作成しています。
・特定のジェネリック医薬品(後発医薬品)を推奨するものではありません。
※その他留意事項は本リストの表紙をご確認ください。
※本リストの再配布はご遠慮ください。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)実績リスト【令和5年4月診療分】[PDF]
ジェネリック医薬品(後発医薬品)実績リスト【令和5年4月診療分】[Excel]
ジェネリック医薬品の普及推進のため、処方されたお薬をジェネリック医薬品に切り替えた場合に、どのくらいお薬代(薬剤料)の自己負担額が軽減されるかを試算したお知らせ(ジェネリック医薬品軽減額通知)を、自己負担が一定以上お安くなる方を対象にお送りしております。
「ジェネリック医薬品軽減額通知の内容」や「今後の通知を希望しない場合」については、お手数ですが、お知らせに記載のサポートデスク又は協会けんぽ大阪支部までご連絡ください。
※このお知らせは、ジェネリック医薬品への変更をご検討いただく際の参考としてお送りしているものであり、必ずしもジェネリック医薬品に切り替えなければいけないものではありません。
詳しくは、こちらをご参照ください。
◆後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用促進について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/kouhatu-iyaku/index.html
◆後発医薬品(ジェネリック医薬品)について(大阪府)
http://www.pref.osaka.lg.jp/yakumu/generic/index.html
全国健康保険協会大阪支部 企画総務グループ
(TEL:06-7711-4300/FAX:06-7711-4610)