令和06年11月29日
発生年月日
令和6年4月から9月までに行った支払基金報告日
事案
令和6年4~8月までに受診し、9月までに協会けんぽに提出した290名の被扶養者の特定健診結果データのうち、224名分の問診情報について以下の誤りがあった。
(1)「現在、たばこを習慣的に吸っていますか」の問いに対し、「3:いいえ」と回答した受診者の情報を誤って「2:以前は吸っていたが、最近1か月は吸っていない」として報告していた。
(2)「飲酒日の1日当たりの飲酒量」の問いに対し、「5:5合以上」と回答した受診者の情報を誤って「4:3~5合未満」として報告していた。
なお、健診受診者への健診結果通知票に記載した内容には誤りはない。
発生原因
第4期特定健診の実施に伴うシステムの仕様変更を行う際、一部項目について設定変更処理を誤ったこと、また、その際ダブルチェック等を行う体制がとられていなかったことが原因。
判明契機
当該健診機関によるシステム内データの再点検により判明。
対応
当該健診機関へ対象となる224名分の健診データについて、一旦取り下げの上、修正後の正しいデータを提出するよう指示。
受託機関における再発防止策
・システムの仕様変更を行う際は、開発担当者間で変更箇所の擦り合わせを確実に行い、管理職の確認及び処理記録を残す。
・協会けんぽ提出用データは出力を行い、「健診結果の数値データ」及び「受診者用通知」との突合を複数人体制により行う。