令和5年7月 ≪熱中症予防の極意≫

≪熱中症予防の極意≫
梅雨が明けると、いよいよ大分も本格的に暑くなってきそうですね。
今年の夏も暑いと聞いて今からぐってりしてしまう保健師Jです。
今回はそんな暑い夏を乗り切るために、熱中症予防についてお話します!
熱中症予防の極意其の一
● 忙しくても朝ご飯は食べるようにしよう! ●
熱中症とは暑い環境で発生する健康障害の総称のことで、体内の水分・塩分のバランスが崩れ、体温を調整する機能が壊れて起こります。朝ちゃんと食べることで水分や塩分が補給されます。可能であれば炭水化物だけではなく“タンパク質”も一緒に摂れるような朝食に出来るとよりGoodです。(簡単なものだとゆで卵、納豆、豆乳、牛乳など)
熱中症予防の極意其の二
● 寝酒・深酒はしないようにしよう! ●
残念ながらアルコールは水分補給にはなりません。それどころかアルコールには強い利尿作用があるため、とった水分以上に体内の水分を尿として外に出してしまいます。
夜に水分を取ると夜中におしっこで目が覚めてしまうから水分は取らないようにしている、なんて方はいらっしゃいませんか?寝ている間に脱水症状を起こしてしまうので大変危険ですよ!
また、アルコールは睡眠を浅くしてしまうため寝不足の原因にもなります。
お酒は食事の時に適量にして、飲んだら水分もしっかり取り、深酒・寝酒はしないようにしましょう!
熱中症予防の極意其の三
● 夜更かしはしないようにしよう! ●
疲れや睡眠不足によっても熱中症になりやすくなります。夜更かしは避け、しっかりと睡眠を取るようにしましょう。
↓寝付くための工夫↓
・夜間にPCやスマホ、テレビ等の画面を長時間見続けない。
・寝床に入る1時間前には部屋の明かりを少し落とす。
・入浴はぬるめのお湯で入る。(42℃以上の熱いお湯は交感神経の活動を高めるため、どうしても熱いお湯が好きな人は床につく2〜3時間前までに)
・睡眠前のカフェインは避ける。
・寝酒はしない。
・寝る前に煙草は吸わない。(ニコチンに覚醒作用があるため)
暑さに不慣れな人や病み上がりの人、高齢者や太っている人は熱中症のリスクが上がりますので、より注意して過ごすようにしたいですね。また、少しでもおかしいな…と感じたら、我慢せずに涼しい場所に移動して休むようにすることが大切ですよ。
しっかり対策をして、元気に夏を乗り切りましょう!