新潟支部 第2期保健事業実施計画(データヘルス計画)
◎ データヘルス計画とは?
目的: |
日本国民の健康寿命の延伸・医療費の適正化
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内容:
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日本再興戦略を受けて加入者の健康保持増進の取組みを推進するよう法整備されたもので、各医療保険者(協会けんぽや健康保険組合など)が保有している、加入者の健診結果データ・レセプトデータ(医療機関を受診した記録)を分析し、健康課題を把握したうえで、効果的かつ効率的な健康づくりの計画を立て、皆さまと共に実施するというもの
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特徴: |
レセプト・健診情報等のデータの分析に基づく保健事業をPDCAサイクルで実施し、計画の評価と改善を繰り返す |


※ 国におけるデータヘルス計画に係る動向の詳細はこちら
◎ 新潟支部の健康課題
- 死因別年齢調整死亡率に占める脳血管疾患、脳梗塞の割合は全国の中で男女ともにワースト10以内と高い
- 脳血管疾患、脳梗塞と関連のある生活習慣として、1日当たりの平均歩数や、運動習慣のある人が少なく、食塩摂取量が多い。また、男性の喫煙率は全国平均より高い
- 1人当たり医療費は全国平均以下だが、疾病別でみると脳血管疾患(入院外)にかかる1人当たり医療費が全国平均を上回っている
※ 新潟支部の現状・課題および新潟県の特徴はこちら
◎ 新潟支部の第2期データヘルス計画 (平成30年度~平成35年度)
1.上位目標(重大な疾患の発症を防ぐ‐10年以上経過後に達する目標‐)
脳血管疾患の発症を防ぐ
(毎年6月受付における被保険者(40-74歳)のICD-10コード上、主傷病がI60くも膜下出血・I61脳内出血・I62その他の非外傷性頭蓋内出血・I63脳梗塞・I64脳卒中脳出血又は脳梗塞と明示されないもの・I65脳実質外動脈の閉塞及び狭窄、脳梗塞に至らなかったもの、I66脳動脈の閉塞及び狭窄、脳梗塞に至らなかったもの、I67その他の脳血管疾患による入院レセプト数がH27年度に比べてR5年度が少なくなる)
2.中位目標(検査値等が改善する‐6年度に達成する)
被保険者(40-74歳)の血圧リスク保有者(服薬中を除く)を平成27年度よりも2,000人減少させる
3.下位目標(中位目標達成に近づくための目標)
- 特定健診(被保険者)受診率を80%にする
- 未治療者(被保険者)の医療機関受診率を20%にする
- 特定保健指導(被保険者)の実施率を20%にする
- 特定保健指導対象者の減少率を40%にする
- 健康宣言事業所数を3,000事業所にする
- 高血圧予防・改善コースに取り組む人数を7,500人にする