令和05年03月15日
協会けんぽ香川支部は、香川県と協働で、働き盛りの健康づくり支援事業『事業所まるごと健康宣言』を行っております。
このたび、令和4年9月末までに「事業所まるごと健康宣言」をされた597事業所の中で、特に事業所ぐるみで健康づくりに関する活動に積極的に取組んだ事業所に対して、香川県知事賞及び全国健康保険協会香川支部長賞の受賞を決定しました。
日 時 : 令和5年3月6日(月) 13時30分~14時00分
場 所 : 香川県庁本館21階 特別会議室
表彰事業所
【香川県知事賞】
事業所
| 評価された主な取組み
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葵機工株式会社 |
・健診の結果、協会けんぽから特定保健指導の案内があった従業員に対し、利用勧奨を行うとともに、職場側の受入れ態勢として柔軟な実施環境(就業時間内に会議室で、市内3か所の工場では各工場で対面実施、県外工場では設備を整えオンライン実施)を整えた。対象者13名中12名の実施が完了し、未利用者には勧奨を続けている。 ・健診後、精密検査や治療が必要な従業員に対し、健診結果と一緒に再検査指示書を手渡して受診の声掛けを行うと共に、結果報告を義務付けすることで治療を促している。 ・食習慣の改善に向けた取組みとして、社内自動販売機に健康に配慮した飲料を増やすと共に、カロリーや糖分等成分を表示することで普段購入している飲料成分を「見える化」し、健康に配慮した飲料の選択を促している。 |
穴吹エンタープライズ株式会社 |
・従業員専用の社内YouTubeチャンネルを開設し、新入社員や部署紹介、社長からのメッセージ等のコンテンツ(合計46動画)を共有し、コミュニケーションの促進を図っている。 ・各部署に配置している「健康経営推進リーダー」同士の情報交換を目的として、オンラインによるグループワークを実施し、自部署での定性的な取組み内容の共有・振返りや、水平展開できること、困ったこと等の意見交換を行っている。 ・「健康経営推進リーダー」が、オンラインにてメンタルヘルスセルフケアのeラーニングを受講してセルフチェックを行い、ストレスへの対処方法やストレスを緩和するコミュニケーションの取り方等を学んだ。動画視聴後は、集合形式でグループごとに感想や学びを共有し、アウトプットすることで学びを深める機会を創出している。 |
さぬき麺機株式会社 |
・糖尿病予防の観点より、食生活の改善の意識付けのため、毎月1回自社製麺料理の試食会を開催している。食事の最初に野菜を食べると血糖値の上昇が緩やかになる「ベジファースト」を心がけてもらうため、麺料理の前にサラダを提供することにより、参加者全員が麺料理の前にサラダを食べる習慣がついた。また、試食会では野菜粉末やわかめを練り込んだ自社製ヘルシー麺への代替えも提案し、試食会後のアンケートでも好評だった。 ・毎月末に発行する社内報に「健康経営コーナー」を設け、季節に合った情報を掲載している。課題の掲示だけではなく、その原因や背景、予防策や改善策も提示することを心がけ、掲載事例を家庭で実践する人も見受けられる。 ・会社敷地内に自動販売機連動アプリ対応の自販機を設置し、従業員のスマホに当アプリをインストールしてもらい、ウォーキング目標達成ごとにご褒美がもらえるシステムを活用している。全国の営業所員が参加でき、アプリ内でチームを組むことで、コミュニケ-ションを促進することができている。 |
【全国健康保険協会香川支部長賞】
事業所
| 評価された主な取組
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香川ペプシコーラ販売株式会社 |
・オンラインにより産業医面談を実施し、メンタル不調者への速やかかつ確実な面談実施を会社の仕組みとして導入した。メンタル不調者に対し、事業所として速やかに対処することができている。 ・時短を進め、密の回避に取組む中で、社員同士のコミュニケーションが希薄となっているため、全従業員を対象にお寺での座禅体験会を実施し、呼吸法や座禅を学び、体験する場を設けた。社員同士のコミュニケーションを促進できた。 ・サントリーグループ統括産業医によるオンライン健康セミナーを開催し、若手層を中心に睡眠時間確保の重要性を学んでもらった。今後も健康をテーマとしたオンラインセミナーの継続開催を目指している。 |
有限会社槙塚鉄工所 |
・体力、健康、ケガをしにくい体づくりのための取組み(毎朝の全社員によるラジオ体操、毎日のウォーキング歩数競争、歯周病検診等)を実施している。 ・歩数の年間トップ3には地域で使用できるポイントが貰えるため、歩くモチベーションとなり、歩数が前年度の倍になる者もいる。 ・歯周病検診後、必要な者は通院できるよう職場環境を整備しており、検診後に自覚し、通院を始めた者もいる。 ・一人暮らしの従業員にもバランスの良い食事を取ってもらうため、会社が弁当屋と契約し、毎日弁当を提供(給与天引き)している。 |
株式会社丸福建設 | ・健診結果を基に、「肥満・血圧・脂質・血糖・肝機能」に関する指標を分析・集約して適正範囲者比率の実績値を計算し、令和4年度の目標値を定めた。社内に「健康指標の目標および実績」を掲示して見える化し、会社全体の取組みとして協力し合えるよう、雰囲気づくりを行っている。 ・定期的に健康意識を向上させるため、週間工程会議で配布する資料に「健康指針」を盛り込み、会議の中で健康に関するコメントを添えて、健康意識向上につなげている。 |
株式会社ロジック | ・個人の生活習慣から、社内の健康づくり環境に関する認識についてWEBアンケートを実施した。アンケート時には、健康経営の豆知識やもたらす良い影響等、実施目的も併せて周知した。全職員から回収でき、結果を社内で展開したうえで、働き方に関する会社への要望については、重点的に見直しを行う予定としている。 ・社員全体の健康に関する知識の向上を目的として、社外の健康アドバイザーによる情報提供をもとに、毎月1~2回の頻度で健康に関する情報を社内LANに掲載している。既読にならない社員に対しては、内容を個別にメール展開し、情報共有を行っている。 ・従業員の健康と事業継続の両立のため、感染症予防対策を徹底している。職場環境の整備(検温、パーテーション設置等)と、感染した場合のマニュアルを作成し周知している。
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(五十音順・敬称略)
令和5年3月6日(月)香川県庁本館21階 特別会議室にて
協会けんぽでは、『事業所まるごと健康宣言』を行う事業所を引き続き募集しております!
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