令和06年12月27日
事案
協会けんぽの生活習慣病予防健診を実施する健診機関が、令和4年4月11日から令和6年9月21日までの期間に生活習慣病予防健診を受診した被保険者様に、尿蛋白の検査結果を誤って通知していました。(尿糖の検査結果が「3+」と判定された被保険者様に、尿蛋白の検査結果を尿糖の判定と同じ「3+」と通知していました)
発生原因
令和4年4月に健診機関が健診システムを導入した際、健診システムの設定が、尿糖の検査結果が「3+」の場合、尿蛋白の検査結果が「3+」と表示される設定となっていたため。
判明契機
被保険者様が主治医から健診結果が誤っているのではないかと指摘を受け、被保険者様が健診機関へ問い合わせたところ、誤りが判明しました。
対応
健診機関において、健診システムの設定を速やかに修正しました。
また、健診機関から該当する被保険者様にお詫び文書とともに以下のとおり修正した検査結果報告書を送付しました。
①令和4年4月11日から令和5年9月21日までの健診受診者様について
正しいデータが保存されていないため、尿蛋白の検査結果を空白としました。
②令和5年9月22日以降の健診受診者様について
尿蛋白の検査結果を正しい判定に修正しました。
再発防止策
健診機関において、新たに健診システムを導入する際のチェック体制を強化し健診システムの設定に誤りがないことの確認を徹底します。また、定期的に点検を実施し品質管理体制の強化に努めます。