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健康づくりシンポジウム(対話集会)を開催いたしました

 平成24年2月25日(土曜日)に健康づくりシンポジウム(対話集会)を開催しました。

 シンポジウムの概要は、次のとおりです。

健康づくりシンポジウムの概要

<札幌地区>

 1. 開催日 平成24年2月25日(土曜日)14:00~16:30

 2. 場 所 札幌市男女共同参画センターホール(札幌市北区北8西3)

 3. 参加者 健康保険委員を中心に104名

開催内容

 第1部では、新たな地域医療の再生とまちづくりに取り組む夕張希望の杜理事長の村上智彦医師に「医療を守るために ~支える医療へ~ 」と題して特別講演をいただき、第2部では健康づくりをテーマにパネルディスカッションを実施しました。

   
   
   

 

特別講演「医療を守るために ~支える医療へ~ 」

<医療法人財団夕張希望の杜理事長  村上 智彦氏> 

●明治時代から病院数は本州の7・8倍はあったのが北海道で、医療過疎と言っているが、北海道は病院が本州よりも多い。逆に言うとみんな入院させてしまえという文化がある。  
 人口当たりのベット数は本州よりも多い、そして医療費が高い、健診の受診率が低い、在宅死が日本で一番少ない、病院で亡くなる方が日本で一番多いのが北海道です。
 医者が地域に行くと平均2.5年で辞めてしまうのが今の北海道の実態。人口当たりの医者の数が1位旭川、2位札幌で、北海道中のお医者さんの65%が札幌と旭川に住んでいる。
 要するに地域は医療過疎になっているというのが北海道の特徴です。

●健診を受ける人はなぜ受けない人より長生きなのか、それは、予防・早期発見ができるからではなく、もともと健康意識が高い人達が健診に行くから平均寿命が長くなる。
 例えば、レントゲンを撮って肺ガンが後に見つかっても先に見つかっても5年生存率は10%で変わらない。健康の意識が高い人達が長生きだということであり、健診を受ける・受けないという視点より、大事なことは意識を持っている人達、体重に気を付けたり塩分に気を付けたり、健診に行こうという気持ちを持っている人は長生きだということです。

●日本はあまり予防接種をやらない、肺炎球菌ワクチンを打つと2年後の心筋梗塞が半分減少するというデータが出ています。インフルエンザの予防接種を毎年受けると脳卒中が半減するという研究結果が出ている。
 炎症が体の中に起こると血管が傷ついて動脈硬化が促進されます。あとは歯周病が関係して歯周病があると、その菌自体が血栓になって心筋梗塞を起こしやすい。要するに予防接種とか口腔ケアとか食べ物とかそういうことがとても影響しています。

●現在の日本は1年間の収入が40兆なのに毎年90兆支払っている。そして1,000兆の借金があります。簡単に言うと現在受けているサービスは、次の世代の子や孫に借金して行っているということです。命に関わるからいいという問題ではない。
 このままいけば、次の世代の人達が医療を受けられなくなってしまう、こうしたことが、私の活動の一番のきっかけです。
 日本は世界一良い医療を受けていると評価されています。WHOも他の国の評価機関も常に日本の医療が世界一と評価しています。それは、世界一長生きで、乳児死亡率が低くて、アクセスが良くて、費用が安い。ところが、医療についての満足度はいつも低くて日本人は世界最低です。一番良い医療を受けているのに満足していない。日本人を満足させるのは無理ですね。

●高齢化社会に必要なのは福祉であって医療ではない。何が起こるかと言うと福祉が悪いとみんな医療に付け替えるので、本来、医療を受けるべき人達が受けられなくなってしまいます。ベットを塞いでしまうので、入院が必要な人も出来なくなってしまうということが顕著です。要するに医療は目的ではなくて手段です。
 医療を目的にした人達というのは健康にはなれないということです。

●夕張では171床総合病院を縮小して、19床診療所と40床の老人保健施設を作りました。何か総合病院が診療所になると「医療の後退」だと言われるがそんなことない。
 よく病院が無いと高度な医療が受けられないと言うがそんなことない。世界一良い医療を受けている日本で診療所を作ったから治療が短くなったり、病気が増えることはあり得ない、事実、長野がそうです。
 ということで、在宅支援診療所を始めて、僕らは支える医療を提言したわけです。
 これは、難しいことはなく人も物もお金もないから皆で力を合わせやろうということなんです。大事なことは、医療者とか行政がやればいいということではなくて、住民が参加して守る。長野もそうですけど、住民自身が健診に行くからいいのであって、北海道みたいに丸投げにしてはいくら何をやっても無理です。

●「百貨店を都市部に地域にコンビニを」僕達がやっているのはこの部分です。
 高度先端医療や専門医療こそ都市部にあるべきで24時間体制にすべきです。例えば、心臓カテーテルが出来る医者が3人いたら3人をばらけさせては駄目です。
 医者を一か所に集めて24時間体制で心臓カテーテルをやるようにするのが大事であってそれをばらけさせて使うと機能しなくなります。
 僕らが地域における医療をしっかりやることで、例えば、救急の現場に救急じゃない人が本来医療を受けなければいけない人達を邪魔してしまうことを止めなければならない。
 一刻も早く手術しなければならない人が手術を受けるのが医療のあるべき姿です。

●全国平均よりも医療費が北海道は高い。高齢者一人当たり10万も20万も損しています。それは、健診に行かなかったり、生活習慣が悪かったりしているだけじゃないかと言いたいです。治療よりも生活を充実させるほうがいいでしょう。地域医療の目的というものは、そこで死んでいきたいと思わせることだと思っています。
 医者もあまり頑張っては駄目ですね。あまりいい先生がいると住民自身が考えなくなってしまうので。住民自身も考える、皆さんがいかに参加するかにかかっているということです。
 長野をみて分かるとおり、そんなにお金をかけなくても頭を切り替えれば、十分日本一長生きな地域が作れます。北海道は、安全な食材と環境が良いわけですから長野以上に出来るということですね。それをぜひ分かってほしいと思います。

●被災地の支援をしています。「夕張医療センターで支える研究所」と言いますが、被災地の支援をまだやっているんです。こういうことをちゃんと忘れないでみんな助け合っていくべきです。

   
   
   

 

パネルディスカッション

北海道循環器病院心臓リハビリセンター長  川初 清典氏

●人間は生きるのに必要な量を食べてもまだ食べたい。もうご飯不要の大メタボの人が大盛りで食べているがそれは一体何処からきているのかというと人は食べたり運動したりすると身体の調子が変わる・気分が改められるという人間の能力があるからである。

●慢性的な生活習慣の変異が重なっていくと、健康の面で人類学的な人災になりはしまいかという問題、備えがないままでいいのかという問題点を考える時に再び人類的な原点に立ち返った再考が必要である。

●人は食べ過ぎが原因でメタボになるのであって、運動不足が悪いように言われているが、これ自体は悪くないし、これ自体でメタボになることはない。

●メタボ解消や介護予防に効果的な「ノルディックウォーキング」は、いつでもどこでもだれでも簡単に安全に健康になれる。これを続けていくためには、やろうと思った時にやるのではなく予めやる日を決めておく。そして、一緒に行う仲間がいれば約束を守る必要もあるし、楽しく続けられる。

●積雪地の北海道では、スリップ転倒の危険があるが、安全ウォーキングとしてもノルディックウォーキングが効果的。厚生労働省は膝をしっかり伸ばしてかかとから着くという歩き方を勧めているが、転倒防止を考えた場合、体重は膝を曲げて真下にかかるようにフラット着地でこの曲った膝にのりこむ、後ろに送った脚はキックでしっかり伸ばす、そうすると美しい歩き姿で歩くことができる。

 

北海道医療大学病院 病院長  辻 昌宏氏>

●動脈硬化は血液中の悪玉コレステロールが過剰になることが原因と言われている。コレステロールそのものに善し悪しがあるわけではないが、最近では、健康診断でLDL(悪玉)コレステロールとHDL(善玉)コレステロールを分けて判定しており、LDLコレステロールがどれだけ動いたか、それに対してHDLコレステロールがどれだけ動いたかということが問題になる。

●最終的にコレステロールが溜まった大きな細胞(マクロファージ)の中にどういったLDLが溜まるのかというと、少し酸化したLDLである。少し酸化したLDLがマクロファージの周りにあると、どんどんこのLDLを取り込んでいく。酸化LDLがあると私達の大事な血管を守ってくれている壁である内皮細胞を壊してしまうということが言われている。つまり、動脈硬化にならないためには、コレステロールを下げるということも大事だがこの酸化LDLをいかにして造らないかということが重要なポイントになる。

●LDLの酸化から守ってくれるものとしては、ビタミンE・ビタミンC・ベータカロチン等に含まれている。一方、LDLの酸化を進める要因としては、タバコ・コレステロール値の高い人、それから歯周病(慢性的な炎症)が非常にまずいと言われている。

●炎症を示す数字の一つとしてCRPという指標が最近使われている。これは単に炎症の程度を示すだけでなく、様々な動脈硬化に関わるような事実と関係しているので、CRPが高い状態でなおかつLDLが高い状態というのが非常に危険であり、動脈硬化は早く進むということが考えられている。

●コレステロールを下げる、体重を減らす、糖尿病の治療をするといったことと並行して一度は歯科に受診して歯周病の程度を確認することが重要で動脈硬化に対するリスクも減らすことができる。

 

<北海道栄養士会会長(天使大学教授)  山部 秀子氏>

●健康的な生活をおくるために食生活の現状を見直すということが大切である。10年前の食生活と比較すると摂取カロリーは平均で100キロカロリー位減っているが、BMI25以上の肥満者の数は、女性は減っているが男性は増え続けている。食べている量が減っているのに太っている人が増えている理由は動くことをしなくなったということが一番大きな原因である。

●最近の調査をみると朝食の欠食率が20代男女が非常に高い、30代の男性、40代の男性も欠食率が高くなっている。朝食が大切だということは誰でも知っていることだが、なかなか実行できていないという現状がある。
 朝食を抜くと太り易い体質になるということが言われているが、これは、人間は長い歴史の中で常に食べるものを探すということを起きている時の仕事にしてきたからであり、私達の遺伝子自体が食べるものがいつ身体に入ってくるかわからないという危機感をもっていて入ってきたものを取り込んで脂肪として蓄えておこうという風に身体が反応するからである。

●私達の身体の中にある体内時計には「BMAL1」というタンパク質があるが、脂肪を身体の中に取り込み、貯めておきなさいという指令を出している。BMAL1は、1日の中で増えたり減ったりするが、夜増えて昼間は減るので、同じものを食べても夜のおやつは太りやすく3時のおやつはあまり太らないということになる。
 体内時計に朝を認識させるためには、脳の時計は朝の光を浴びることで、内臓の時計は朝食をとることが必要なので、朝起きて、カーテンを開けたら1時間以内に朝食をとるのがよい。

●食事の内容についても考えてもらいたい。ご飯だけではなくおかずを食べるということを続けることがとてもよい。和食、日本食というのが話題になっているが、身体を目覚めさせて脳を活性化させるためには、主食に含まれる炭水化物だけではなくたんぱく質やビタミンを摂ることが必要である。

●食べ物自体には身体にいいもの、悪いものというのはない。食べる量やどの位の回数を食べるか、そういったことが重要である。皆さんの健康を守るためにも食べ方というのが非常に大切で、バランスを崩さないように賢く食べるということが必要。

●サプリメントは食べ物ではあるが食品ではない。栄養士としては食べてほしくないなと思うが、どうしても足りない時、本人がサプリメントを摂ることで少し気が楽になるのであればダメとはいえない。ただし、食品に比べて過剰症になる可能性が非常に強いので、きちんと書いてある量を守るようにすることが必要。

●タニタ食堂が凄く話題になっているが、大切なのは食べる時間である。どの位の時間をかけて食事を摂っているかということとどれだけ噛んでいるかということが凄く大事である。

 

<全国健康保険協会理事  岩永 俊博氏>

●協会けんぽとしては、加入者の皆さまとご家族の健康のために保険事業というのをやっています。特に中心になっているのは、健診とその結果に基づく保健指導ということですが、健診を受ける人がなかなか増えないということや健診を受けて結果がでても保健指導を受けない人が結構いるということが問題になっています。

●北海道支部の被保険者で特定健診を受診しているのは、データでは22年度でも約40%位です。扶養家族になると10何%位しか受けていない状況です。
 更に健診を受けた人の内、指導が必要と言われた人は20数%位ですが、保健指導を受ける人はその内20%もいないのが現状です。

●保健指導が進まない原因は、時間がもったいない、或いは面倒くさいという方もかなりいらっしゃいます。指導を受けると何言われるかわからない、運動とか食事とか酒を飲むなとか言われる位なら病気になった時に病院行けばいいということですが、こういった考え方は、下痢や急性の感染症が中心だった頃の病気についてはそう言えますが、糖尿病や高血圧の場合にはそうはいきません。

●最近は、糖尿病や高血圧やがんなどのように自分では気づかないうちにだんだん悪くなっていく病気がとても増えています。不摂生を続けていくと私達の身体はだんだん悪くなってある段階までくるとこのラインを超えては危ないよという所を通り越してしまいますが、肝臓などの身体は本人に気づかれないように一生懸命働いているので私達の身体は気付かないでこのラインまできてしまいます。ですから、このラインを超える前に自分の身体の調子を知って、生活習慣を改善したり病院にかかったりする「健康行動」をとることがとても大切だと思います。

●糖尿病の医療費を例にとると、「この辺で血糖のコントロールをした方がいい」という段階で病院にかかっていれば年間4、5万円ですが、その時期を過ぎてインシュリンの治療が始まると年間40、50万円位もかかってしまいます。もっとひどくなって人口透析を受けるようになると年間400万円から500万円もかかります。これは、皆さんが納める健康保険料に跳ね返ってくるような話です。

●健診は自動車で言えば車検、工業機械でいえばメンテナンスのための定期点検のようなものです。車検は法律で定められたことですから守らない人はいないと思いますが、健診も同じようなものです。保健指導は傷んでいる個所を指摘されるようなものです。
 自動車とか機械の場合は、壊れていまえば捨てて新しいものに換えられるわけですが、人間の身体は取り換えがききません。

●健診などは自分だけで考えてもなかなか受けにくいので、職場全体として健診を受けるとか健康行動をとる環境を作っていかないといけないと思います。
 そういった点では、事業所の皆さん、関係機関、団体、協会けんぽ、みんなで知恵をだしてどうしたら自分達の職場に根付かせていくかということだと思います。
 協会けんぽでは、健診や保健指導をやっていますが、どうしたらこうした文化が育っていくのかということについて皆さまと大事にしていかなければいけないと考えています。

   
   
   

  

<モデレーターからパネリストへ>

Qノルディックウォーキングの話があったが、それ以外のスポーツで健康づくりに適しているものは何か或るいは長く続けていく秘訣について如何

 

A(川初 清典氏)

 健康運動としましては沢山あります。ウォーキングの前にジョギングがブームだった時があるが、新しい高齢化社会がやってきているので、引き続き「走れ」「走れ」よりウォーキングの方がいいだろうと思います。
 それから、膝や踵を痛めない股関節に無理がかからないとかということでは、水泳、水泳が大変であれば水中ウォーキング、しかしこれらはできる場所に行かなければならずいつでもどこでもというわけにはいかない。
 他にも冬は乗れないが自転車、歩くスキー等があるが、こういったものは長くは続かないと思います。
 ですから、長く続けられるものを1日に10分から20分出来ればいいので、それは、山歩きでもいいと思いますが、とにかく自分が好きなこと、元気に楽しい方法で行うと長続きすると思います。
 あとは、仲間がいると続けられますね。パークゴルフ等を見ているとよくわかりますが、そのようなことだと思います。

 

Q悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の酸化を防止するために歯周病の予防に取り組むことが重要とあったが、これ以外に酸化予防のためにどのようなことを日常生活の中で意識することが有効か

 

A(辻 昌宏氏)

 LDLの酸化防止のために歯周病の例をだしたが、CRPに関して一番有効なのは、痩せることです。
 痩せることが一番確実にCRPを下げることに効果があり、その次に歯周病を直すことが効果があります。
 運動をしないことと動脈硬化に直接的な関係はありませんが、運動を怠ることによる肥満が結果的にコレステロールの酸化に繋がるということをぜひご理解いただければと思います。

 

Q「朝食抜き」や「ダイエット」等の現代人に良くみられる生活習慣が、高齢期の「健康」にどう影響していくと考えられるか。

 

A(山部 秀子氏)

 若い時に朝食を食べないという習慣をつけてしまうとそれが突然高齢になったからといって食べ始めるということはなかなか難しいのではないかと思います。
 今回、お示しした資料では高齢者の欠食率は低かったわけですが、これは昔から朝食を欠食していなかった人達なので低かったわけで、現在の20代30代の方は朝食を食べていないということが今後も続くと思います。
 そうすることによって、生活習慣の乱れ易い体質の方がどんどん増えてくるということが一番懸念されています。欠食されている方は、朝5分間早起きすることで朝食を食べられると思います。最初は一口でも食べることから初めていただけると年をとってからの生活習慣病の予防に繋がっていくのではないかと思います。

 

Q歯の健康については、80歳で20本の歯を維持するという「8020運動」が進められている。食生活や栄養学的にも健康な歯が求められると思うが如何。

 

A(山部 秀子氏)

 歯は使っていかないと段々と弱くなっていきますので、少し固めのもの食べるという習慣をつけていただければいいと思います。
 「まごわやさしい」という言葉をご存じでしょうか。これは食品の頭文字をとって言っているわけですが、「ま」は豆、「ご」はごま、「わ」はわかめ等の海藻類、「や」は野菜とかしっかり噛むというためにはこういった食品がよろしいということで以後割愛いたしますが「まごわやさしい」という言葉があります。
 やはり噛むことで脳も活性化されますので、きちんと固いものも食卓にあげていただければ良いと思います。

 

参加者アンケート結果

 アンケートにご協力いただきました皆さまありがとうございました。(回答件数74件)

 ※アンケート結果より

Q 本日の内容を聴いて今後健康づくりに取り組みたいと思いますか?

項 目 件数
すぐに取り組む 61.9 39
そのうち取り組む 22.2 14
検討したい 15.9 10
取り組まない 0.0 0

 

 

 

 

 

 

 

 

Q 今後どういったセミナーやシンポジウムに興味がありますか?

項 目 件数
医薬品(くすり) 14.3 22
健康食(ヘルシーレシピ) 9.1 14
運動(トレーニング) 18.8 29
老化防止(若返り) 15.6 24
禁煙 7.1 11
メンタルヘルス 14.9 23

生きがい(趣味)

15.6 24
その他 4.5 7

 

 

 

 

健康づくりシンポジウム(対話集会)を終えて

 今回は、上半期の対話集会(函館地区)とは少し趣向を変えて、「健康づくり」をテーマにシンポジウム形式で、札幌地区において開催いたしました。

 加入者様と直接対話を行う貴重な機会であり、大変有意義なものとなりました。ご多忙の中ご参加いただいた方におかれましては心より御礼を申し上げます。

 今回のシンポジウムで、テーマとして取り上げた「健康づくり」や「保健事業」は、日常の健康管理という視点のほか、引き上げが続いている保険料率に直接関係している医療費をどうやって適正化するかという点についても参加者の高い感心が寄せられていると感じました。

 また、ご参加いただいた方のアンケート結果を見ましても、保険者として今後も積極的に医療費適正化にむけた様々な施策、機会を生み出していただきたいとのお声を数多くいただいたところです。

 協会けんぽは、現在の収支状況が続けば、平成25年度以降も毎年度、保険料率を引き上げていかなければならない見通しとなっており、将来的な保険料率の低減に向け、医療保険制度の抜本的な改正が必要と考えておりますが、保険者として「健診・保健指導」「ジェネリック医薬品の使用促進」などの医療費適正化対策への取り組みが急務であると考えています。

 今後も加入者様の声を大切にしてまいります。引き続き皆さまのご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。